『レビトラも効かなくなってしまった場合に、検討すべき4つのアクションを新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医が解説』

レビトラも効かなくなってしまった場合

  • レビトラも効かなくなってしまったような場合に、検討すべき4つのアクションが有ります
  • それは 『用法のチェック』 『リスクファクターの軽減』 『運動』 『ダイエット』 です
  • 特に適切な持久力運動は、EDの改善のみならず、
  •  生活習慣病・うつ病・認知症にも改善効果を示す、いわば 『副作用の少ない万能薬』 です

レビトラ系の最高用量である20mgでも効かなくなってしまったような場合においては、検討をすべき4つのアクションが有ります。 それは 『用法のチェック』 『リスクファクターの軽減』 『運動』 『ダイエット』 の4つです。


新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医外来でもレビトラ系は特に人気のED薬で、 現在3系統ある厚生労働省認可、正規の勃起改善薬の中では、当院において最も処方量が多いものになります。


その人気の理由はやはり高い勃起改善効果で、特にレビトラ系の最高用量20mgは、勃起改善薬の中では最も効果が高いとされています。 しかし、時にそんなレビトラ系の20mgを使用しても、勃起改善効果が得られない方が、 新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医外来にご相談にいらっしゃる事がございます。


ちなみに最高用量のレビトラでも効かなくなってしまったユーザーにありがちな 『間違ったアクション』 として、 さらに倍量服用してみたりなど、規定された用量を逸脱してED薬を使用してしまうようなケースが散見されますが、 こうした間違ったアクションは、薬効が特に上がらないばかりか、副作用だけが前面に強く出てしまうような危険性も有りますので、 くれぐれも規定量以上のご利用はされませんようお願い申し上げます。


本稿ではレビトラ系の20mgでも効かなくなってしまった方に向けて、そうした場合に検討すべき4つのアクションを、 新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医が解説させて頂いております。
宜しければご一読下さいませ。


<当ページのもくじ>

  1. 【用法のチェック】
  2. 【リスクファクター軽減】
  3. 【運動】
  4. 【ダイエット】

1.【用法のチェック】

用法のチェック

レビトラ系の20mgでも効かなくなってしまった場合に検討すべき4つのアクション、 最初のご紹介は 『用法のチェック』 についてです。 こちらに関して新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医が解説をさせて頂きます。


意外に思われるかも知れませんが、レビトラ系の20mgも効かなくなってしまった場合でも、その原因として最も多いのは、 用法の誤り、つまり使用方法が間違っているケースになります。


レビトラ系の20mgを使用しても勃起改善効果が見られないという方の、 その実際の使用方法を詳しく聴取していると 『しっかりと空腹の時間をおいて服用していない』 『お酒と併用している』 と言う方がとても多く、 これら使用方法を是正するアクションだけでも、薬効が現れる様になった方は、実の所、少なくは有りません。


いずれの製剤にしても勃起改善薬の薬効をキチンと出す為には、 前の食事から4時間以上空いている空腹状態で服用する事、 また、お酒は併用しない事が大切です。 この2点はどのED薬の運用であっても共通した 『鉄則』 とも言えます。


当新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医外来においては、 こうした服薬指導は初診時にしっかりと行っているのですが、 日本性機能学会専門医が不在の医療施設にて、勃起改善薬を始められている方の場合、 こうした使用方法が曖昧である事が多く、 その結果、薬効が出たり出なかったりと不安定になってしまう傾向が見受けられます。


みなさん、ED薬はいずれにしても、前の食事から4時間以上空いている空腹状態で服薬される事、またお酒は併用しない事、 この二つを守って運用されるようお願い申し上げます。 このように 『ED薬の用法』 は、レビトラも効かなくなってしまったような場合に検討すべき4つのアクションの筆頭として、 新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医外来でもご指導させて頂いているものになります。


2.【リスクファクター軽減】

リスクファクター軽減

他の勃起改善薬も、そしてレビトラ系も効かなくなってしまった場合に 『用法のチェック』 に続き検討すべきアクションとして、 こちらでは 『リスクファクターの軽減』 について、新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医から解説をさせて頂きます。


レビトラの20mgも効かない、その用法・使用方法にも問題がない、こうした状況下で次に検討すべきアクションとしては、 EDの 『リスクファクターの軽減』 が有ります。


EDはED単体で自然発生する疾患というよりは、『加齢』 『生活習慣病』 『脊椎の疾患』 など、なんらかの原因が先行した上で発症する事が殆どで、 こうしたEDの発症に関連する原因因子は、一般にリスクファクターと呼ばれ、現在確定しているEDのリスクファクターだけでも12個ほどもございます。


これらの中には 『加齢』 のように改善し得ないものも有れば、その一方で 『肥満』 のように改善可能なものも有り、 強力なリスクファクターが主体となって引き起こされているようなEDに関しては、関わっているリスクファクター自体を改善・軽減させる事によって、 EDの改善をはかり、ひいては勃起改善薬の効果を改善させる事も可能と言えます。


新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医外来でも、レビトラも含めたED薬全体が効かなくなってしまったと言う方に、 用法の確認に次いで、リスクファクターの軽減をご提案させて頂く事は、実は稀な事では有りません。


こうした軽減が可能なリスクファクターの一部をご紹介致しますと、睡眠時のいびきと呼吸停止を特徴とした 『睡眠時無呼吸症候群』 という疾患が有りますが、 この疾患も実はEDのリスクファクターの一つで、例えばこの睡眠時無呼吸症候群に対する、在宅での持続陽圧換気療法(CPAP)は、 本疾患がEDの主要なリスクファクターであった場合、EDの改善ひいてはレビトラを初めとする勃起改善薬の効果の改善も見込めるという、 原疾患に対しても、またEDに対しても、この双方にとって望ましい治療と言えます。


また前立腺肥大症などに伴う下部尿路症状もEDのリスクファクターとして認識されているものであり、 この状態がEDの主要なリスクファクターであった場合、この下部尿路症状の医学的調整は、交感神経過活動の改善、 また骨盤内血管床の虚血改善などから、EDの改善、またレビトラを初めとする勃起改善薬の効果の改善が見込めるという、 こちらもまた、原疾患・EDどちらに対しても、望ましい治療と言えます。


このようにEDリスクファクターの軽減は、レビトラでも効かなくなってしまったような場合に、 検討をすべき4つのアクションの一つとして、 新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医外来でもご案内させて頂いているものになります。


3.【運動】

運動

レビトラの最高用量である20mgを、正しい用法で使用しても効かなくなってしまったような場合に、 検討すべきアクションとして 『リスクファクターの軽減』 を上述させて頂きましたが、 その一方で、生活習慣改善の側面からも検討すべきアクションがあり、 こちらではそのうち 『運動』 に関して、新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医が解説をさせて頂いております。


持久力運動、つまりランニングやウォーキングなど、心肺機能をよく使う持続的な運動は、実はED改善に対する明確な医学的根拠があり、 レビトラも効かなくなってしまったような場合に、そうした状況を改善させる有用なアクションとして、 導入を検討すべきものの一つと言えます。 新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医外来でも、 こうした持久力運動は自宅でできるED改善方法としてご指導させて頂く事が多々ございます。


こうした持久力運動を行う、その 『目安』 としては、端的には併走者がいたら話しかけられる位の強度のランニングなどを、 一日30分以上、これを毎日行うのが、望ましいと言えます。 本質的には一回やれば如実な効果が出るようなものでは全く有りませんが、 毎日毎日キチンと続けていけば、性機能の改善に伴う 『年齢なりのEDの改善効果』 が見られるようになりますので、 レビトラも効かなくなってしまった場合などに、自宅ででできる改善の為のアクションとして、これは強く推奨されるものと言えます。


ただし、罹病や健康状態などによっては持久力運動が望ましくないような場合も有りますので、 こうした運動などのアクションの導入の検討時は、必ず外来主治医にご相談の上でお進めになられますよう、 くれぐれもお願い申し上げます。


また持久力運動ではない、いわゆる筋力トレーニングには、現在の所、直接的にEDを改善させるような明確な根拠は示されておりませんので、 同じ運動とはいえ、上述の持久力運動とは混同されませんよう、重ねてお願い申し上げます。


このように持久力運動は、最高用量のレビトラですら効かなくなってしまったような場合に、 検討すべきアクション、その4つの内の一つとして、 新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医外来でもお勧めさせて頂いているものになります。


4.【ダイエット】

ダイエット

用法が正しいにも関わらず、レビトラであってもED薬が効かなくなってしまった場合に検討すべき4つのアクションから、 最後にこちらでは 『ダイエット』 に関して新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医から解説をさせて頂いております。


ダイエットもまた上述の 【運動】 同様に生活習慣改善の側面から導入を検討すべきものの一つです。 実は肥満の改善には、上記の持久力運動同様に、ED改善の明確な医学的根拠があり、 それによって、レビトラも効かなくなってしまったような状況の改善も見込める有用なアクションです。


用法が正しいにも関わらず、レビトラも効かなくなってしまったと言うご相談者自身が 『肥満状態』 の場合、 新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医外来でも、 その改善の為にダイエットをご提案させて頂く事が有ります。


ただし、このダイエットは、あくまでも肥満者に対して推奨されるものである事、 また昨今散見される過激なダイエットではなく、目安としてはリバウンド予防の意味合いも込めて、 月に1kgくらいの減量を目指す、ごく穏やかに展開するものになります。


新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医外来にて、ご指導させて頂いているダイエットプログラムの概要を端的に解説致しますと、

  1. 毎日必ず体重計に決まった時間に乗り、計測した体重を必ずメモする
  2. 朝昼晩の三食は抜かず、定刻にこれらをキチンと食べ、それぞれ米/麺/パンなどの糖質は従来よりも制限する
  3. 夜食やおやつなどの間食は厳禁
  4. 普段飲む飲料は全て無糖
  5. 晩ご飯は19時までに食べ終わるようにして、晩ご飯終了から睡眠までは最低3時間は空ける
  6. 晩ご飯終了後30分後に30分以上のランニングもしくはウォーキングを行う

以上の内容で進めて、体重減少のスピードに合わせ、指導内容の部分調整をしていきます。


なお食事制限やダイエットは、健康状態や罹病によっては望ましくない場合も有りますので、 上記の持久力運動同様に、その導入の際には、 外来主治医にご相談の上、お始めになられますようお願い申し上げます。


このようにダイエットはお太りになってらっしゃる方において、 レビトラが効かなくなってしまった場合に検討をすべき4つのアクションの内の一つとして、 新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医外来でも、ご指導させて頂く事がございます。



以上、新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医がレビトラも効かなくなってしまったような場合に対して、 検討すべき4つのアクションに関して詳しく解説をさせて頂きました。


特に適切な持久力運動は、EDの改善のみならず、生活習慣病・うつ病・認知症にも改善効果や予防効果を示す、 いわば 『副作用の少ない万能薬』 とも言えます。 是非ともくらしの中への持久力運動の導入を検討してみましょう!

(記載:新宿ライフクリニック-日本性機能学会専門医:須田隆興、最終確認日:2024-01-08)

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