1. ライフクリニック
  2. 用語集
  3. 「し」
  4. シルデナフィルでは出る事の無い4つの効果に関して新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医が解説

『シルデナフィルでは出る事の無い4つの効果に関して新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医が解説』

シルデナフィルでは出る事の無い4つの効果
  • シルデナフィルでは出る事の無い効果を期待して本成分を使用されようとする方がいらっしゃいます。
  •  そうしたものは代表的に4つあり、
  •  『膣内射精障害の改善』 『筋肉の増加』 『性欲の亢進』 『性機能の若返り』 などになります。
  • 誤解や主観に則った薬の誤用は大きな事故を引き起こしてしまう事もあり危険です。
  •  処方箋医薬品はかならず専門医にその用法・用量・適応に関してしっかり聞いてから使用しましょう。

  

新宿ライフクリニックより、シルデナフィルでは出る事の無い効果を期待して、 本剤を使用されるという代表的な4つのケースに関して日本性機能学会専門医による解説をお届けさせて頂いております。


シルデナフィルとはバイアグラ、つまり、ファイザー株式会社改め、ベアトリス株式会社が生産する勃起改善薬の主成分名であり、 またバイアグラの公式のジェネリック医薬品の商品名の頭にある、名称の一部でも有ります。 この成分には、飲んで効いている間だけEDを改善させるペニス局所の血管拡張作用が有ります。


しかし、このシルデナフィルの作用システムを正確に把握されていない一般の方が、 その機能上への連想から 『シルデナフィルでは出る事の無い効果』 を期待して、本成分を使用されようとするケースが散見されています。 しかし、それは適応から外れている事、また無用なコストになってしまう事、そして時に医療事故が発生する危険性がある事、以上から、 新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医として、本件に関してはしっかりと説明をすべきと思われましたので、 こうしたケースそれぞれに関してこちらのページで解説をさせて頂いております。


以下においては、 この『シルデナフィルでは出る事の無い効果』 を4つに分類し、 解説をさせて頂いております。
宜しければご一読下さいませ。


<当ページのもくじ>

  1. 【膣内射精障害の改善】
  2. 【筋肉の増加】
  3. 【性欲の亢進】
  4. 【性機能の若返り】

1.【膣内射精障害の改善】

膣内射精障害の改善

シルデナフィルでは出る事の無い4つの効果に関して、 まず最初に 『膣内射精障害の改善』 について新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医から解説をさせて頂いております。


皆さんは 『膣内射精障害』 という疾患をご存じでしょうか?  これは端的には、自慰行為などでは射精に至る事ができるのに、女性の膣内では射精に至る事ができないという、 男性特有の性機能障害の一つになります。


その原因は代表的には、長年に渡るハードグリップな自慰行為など、膣内とは大きく乖離した環境下での射精を習慣的に続ける事などによって、 生物学的に本来射精すべき場所である所の膣内で、むしろ射精が出来なくなってしまうといった生活習慣に基づく病態になりますが、 実は、この病態をシルデナフィルなど勃起改善薬の成分で改善できるという誤解を抱かれている方が少々いらっしゃいます。


こうした誤解は、シルデナフィルをペニスに局所性がある血管拡張成分としてではなく、 ざっくり 『男性の性機能障害を改善する成分』 として捉えられている方に生じる傾向の有るものですが、 新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医外来でこうした誤解をお見かけした際は、 シルデナフィルでは出る事の無い代表的な4つの効果の一つとして、これを患者さんに解説をさせて頂いる次第です。


膣内射精障害は、いわば長年の射精習慣によって形成された個人個人の 『からだの癖』 とも言えるようなものなので、 その改善は薬物的発想というよりは、バッティングのフォーム矯正のような、 言わばリハビリテーション的な概念こそがその本質に近いのかと存じます。


ただし、膣内射精障害の発現下に、二次的に勃起が消退してしまい、 それが性交の失敗に主体として関わっているようであれば、 シルデナフィルなどの勃起改善成分も有用である可能性が有ります。


2.【筋肉の増加】

筋肉の増加

シルデナフィルでは出る事のない4つの効果に関して、 続いてご紹介させて頂きますのは 『筋肉の増加』 について新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医から解説をさせて頂いております。


性行為の前に利用するのではなく、筋肉を増やす為のトレーニング、いわゆる 『筋トレ』 の前にシルデナフィルをご利用になってらっしゃる方を時にお見かけする事が有ります。 これは、筋肉の増加を期待して、筋トレ前に本成分を服用されているという事なのですが、 この 『筋肉の増加』 もまたシルデナフィルでは出る事の無い代表的な4つの効果の一つと言えます。


なぜにシルデナフィルを筋トレ前に使用すると筋肉の効果的な増加がはかれると誤解をされているのか、と言う点ですが、 これはシルデナフィルには男性ホルモンを増加させる作用があると勘違いをされている方が、 このような機能的誤解を抱いてしまっているようです。


つまりシルデナフィルによる勃起改善のシステムを、 自然な性欲が先行したペニス局所の血管拡張作用では無く、 男性ホルモンが増大して勃起改善が図られているものと、勘違いされている方が主に抱かれている誤解なのです。 しかし本当の所、シルデナフィルには男性ホルモンの分泌やその産生亢進に関しての作用は全くないので、 シルデナフィルが筋肉を増加させるという意見にも薬理的な根拠は全く有りません。


新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医外来でも、筋肉の増加を目的として、 シルデナフィルを利用されようとしてる方には、その行為には根拠がない事を十分に解説させて頂いております。


3.【性欲の亢進】

性欲の亢進

シルデナフィルでは出る事の無い4つの効果に関して、 続いてご紹介させて頂きますのは 『性欲の亢進』 について新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医から解説をさせて頂いております。


時に、性欲の亢進を主目的としてシルデナフィルを運用されている方をお見かけする事が有ります。 これも、上記 【筋肉の増加】 にて記載させて頂いた、 『シルデナフィルには男性ホルモンを増加させる作用がある』 と勘違いをされている方が、 本剤に抱く機能的な誤解の一つと言えます。


しかし上記した通り、シルデナフィルには男性ホルモンの分泌やその産生亢進に対しての作用は全く無く、 シルデナフィルは自然な性欲の高まりを前提として機能する局所血管拡張の成分にすぎないので、 シルデナフィルによって 『性欲の亢進』 を図ることは出来ません。


シルデナフィルが性欲の亢進を引き起こすと誤解されている方の場合、 時に意図せず危険な行為にいたってしまう事が有り、それは性欲を亢進させる事を目的として、 本剤を女性に飲ませようとするケースなどです。


しかし本剤は男性専用の薬剤として開発されている関係上、 女性における危険性の検討はあまりされてはおらず、 本剤を女性に服薬させる事は、予想外の事態を引き起こしかねない危険な行為とも言えます。


こうした危険行為に繋がるケースがあるので、 シルデナフィルが性欲を亢進させると誤解されている方を新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医外来でお見かけした際は、 必ず 『性欲の亢進』 はシルデナフィルでは出る事の無い4つの効果の一つである事を解説させて頂いております。


4.【性機能の若返り】

性機能の若返り

シルデナフィルでは出る事の無い4つの効果に関して、 続いてご紹介させて頂きますのは 『性機能の若返り』 について新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医から解説をさせて頂いております。


性機能の若返りを期待して、シルデナフィルを日々連用されようとしている方がいらっしゃいます。 これも、上記 【膣内射精障害の改善】 と同様にシルデナフィルをペニスに局所性がある血管拡張成分ではなく、 ざっくり 『男性の性機能障害を改善する成分』 として捉えられている方に生じる傾向の有る誤解ですが、 本ケースが、上記 【膣内射精障害の改善】 と違う点としては、膣内射精障害の改善をする成分と誤解されている方の場合は、 比較的ご年齢がお若い方が多く、一方、『性機能の若返り』 をする成分と誤解されている方の場合は、比較的ご高齢な方が多い傾向が有る所です。


シルデナフィルが性機能を若返らせる事でEDを改善させると誤解されている方の場合、 毎日、本成分を連用する事で、本質的な性機能の若返りを果たせると勘違いをされている事が多いですが、 性機能の若返りを果たす薬理成分、もっと曖昧な表現では 『回春』 を主目的とする薬理成分で、 医学的な根拠のあるものは、ほぼ皆無ですので、もちろんシルデナフィルにもそうした機能は全く無いと断言する事ができます。


毎日の連用は、コストの問題もありますし、意味のない服用で体にも負担がかかってしまいますので、 シルデナフィルで性機能の若返りをされようとしている方を新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医外来でお見かけした際には、 これもシルデナフィルでは出る事の無い4つの効果の一つであると、しっかりと解説をさせて頂いている次第です。



以上、シルデナフィルでは出る事の無い効果、その代表的な4つに関して、 新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医から解説をさせて頂きました。 誤解や主観に則った薬理成分の運用は大きな事故に繋がってしまう事も危惧されます。 こうした薬理成分はかならず専門医に、その用法・用量・適応をしっかり聞いてから、ご利用になられますようお願い申し上げます。




(記載:新宿ライフクリニック-日本性機能学会専門医:須田隆興、最終確認日:2025-09-08)

日本性機能学会専門医証
※日本性機能学会について詳しくはこちら
新宿ライフクリニック院内看板
※新宿ライフクリニックについて詳しくはこちら



 ―このページの内容に関連した記事―