レビトラの名前の由来などに関して
レビトラに関して名前の由来など詳細な情報を記載しています。
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レビトラの名前の由来ですが、 この「レビトラ」はこの薬の商品名で、 名前の由来はフランス語とラテン語のミックスで、 「男性の生命」という意味だそうです。
レビトラは男性特有の疾患であるED/勃起不全に対してその改善作用を主体とした処方箋医薬品で、
その優れた勃起改善効果や他の薬剤に比較して
お酒の影響が少ない所など、
機能性がとても高いため、レビトラは日本国内でもトップセールスのED治療薬の一つです。
このレビトラというみなさんが何気なく触れている言葉は、じつは商品名であり、
商標登録された販売用のものです。
これら商標登録された様々な薬品は名前の由来があるものが多いですが、
いずれも我々日本人にとって疾病や効果をその名前の由来から連想するのが難しく、
かつ「レビトラ」等、基本的にカタカナなので、みなさん取っ付き難いのか、
よく間違えて覚えられている事が多いです。
大事な機能性医薬品なのに覚えにくい…、こうした状況は非常に矛盾をはらんでおり、 医師になってからも常々なんとかならないものかと思っておりました。 特に名前の由来とは関係なく、結果として似たような名称になってしまう薬剤もあり、 その機能が全く違う事も多々あるものですから、 時にこの紛らわしさが医療事故の原因になる事もあります。
レビトラに関しては名前の由来が独特なせいか、あんまり似たような商標は薬剤には少ないのですが、 逆に名前の由来が独特すぎるが故に、ED患者のみなさんもレビトラという呼称は覚えにくいようで、 時にご高齢の方などはレビトラのユーザーなのに、それを間違って覚えている場合があります。 そんな状況に新宿ライフクリニックで多く触れる事があったため、 レビトラの名前の由来を記載すれば、覚えやすいのではないかと思い至り、 本稿でこれをご紹介する事になりました。
「レビトラ」という名前の由来はなんと「レ」の部分がフランス語の男性定冠詞から来ており、
「ビトラ」の部分がラテン語の生命から来ているとの事で、
レビトラという商標はラテン語とフランス語のミックスから名前の由来が来ているとの事です。
すなわちレビトラは「男性の生命」という意味から名前の由来があるという事です。
とてもおしゃれなのですが、どっちにしても我々日本人にはピンと来ないものがありますね…。
本稿ではこのようにレビトラの名前の由来を主軸に、医療用薬品の名前の由来や、 どのようにしてこうした「レビトラ」等の商標が決まるのかなど多岐にわたって記載しております。 ご参照くださいませ。
上記にレビトラの名前の由来を記載させて頂きましたが、これは商標のお話しです。 つまりみなさんが一般的に使用しているこうした処方箋医薬品の呼称は商標なんですね。
じつは紛らわしい事にレビトラのような医薬品にはこの商標名の他にも呼称があります。
それは「一般名」と呼ばれるものです。
名前の由来をご紹介したレビトラは商標ですが、
一般名の場合は名前の由来がその化学物質もしくはその混合物から来ています。
レビトラで言うと一般名は「バルデナフィル塩酸塩水和物錠」がそれに相当するものですが、
これはレビトラという呼称よりもさらに取っ付きが悪いですよね?
一般名は上記したように化学物質などがその名前の由来になるので、
結果として非常に薬理学的な呼称になりやすいです。
こうしたものは一般のED患者さんなどを対象にしたものではなく、 薬剤師さんや我々医師などがその薬剤を理解しやすくするため、 また文献記載などにおいて扱いやすくする為など、 いわば「業界用」の呼称と言えます。 見る人が見れば一般名はレビトラなどの商標よりも名前の由来がわかりやすく、 似たような薬剤を判別するのにも役に立ちますが、 一般の患者さんにとってユーザーフレンドリーな呼称とはとても言えないものですね。
さて冒頭でレビトラの名前の由来に関してご紹介をさせて頂きましたが、 他の勃起改善薬であるバイアグラやシアリスなどはどういった名前の由来があるのでしょうか?
このレビトラの名前の由来は実はレビトラのインタビューフォームという、
薬剤の非常に詳細な情報が記載されている文書から参照したものです。
一般に薬剤には添付文書という標準的な薬剤の説明文と、
それをより詳細に記載したインタビューフォームというものがあります。
インタビューフォームにはその薬剤の名前の由来など、非常に広範な情報が詰まっており、
どうしても覚えにくい商標の場合など、
こうした名前の由来などをインタビューフォームで調べて、
その商標を暗記するための一助にする事があります。
しかしなんとバイアグラやシアリスの場合は、
インタビューフォームを参照した所、レビトラとは違い、名前の由来は「特になし」と記載されています。
いかにも名前の由来がありそうな呼称なのですが…。
こうした名前の由来に関してはひょっとするとお国柄も出るのかも知れません。
レビトラはドイツの製薬会社であるバイエル社が開発しましたが、
バイアグラはファイザー社ならびにシアリスはイーライリリー社とどちらも米国の製薬会社です。
ドイツの企業の場合は、文化圏としてはヨーロッパになるので、
レビトラという名前の由来も「フランス語+ラテン語」のようにヨーロッパ的になるのかも知れませんね。
さて、レビトラの名前の由来を主軸にいろいろお話しをさせて頂きましたが、 この名前の由来がわかりにくく、われわれ日本人に取っ付きにくい、 薬剤の商標はどのように決まっているのでしょうか?
バイアグラやシアリスのように名前の由来がない薬剤もありますが、
ある薬剤などはギリシャ神話に名前の由来を持つなど、
非常に凝っているものもあります。
レビトラもラテン語を引用したりと大変凝っていますよね。
基本的にこうしたレビトラ等の薬剤の商標は、薬理、創薬、製剤などの研究所や開発部門で、
実際にその薬剤に関わったものに募集が来る事が一般的なようです。
これを部門単位で取りまとめて、最終的に各部門の管理職が集まって会議でその商標を決めるようです。
その名前の由来としては、上記の一般名、また対象の疾患や作用機序などを加味する事が一般的で、
商標の候補を提出する際にはやはりその名前の由来となった理由や背景を添えるようです。
こうした商標を決めるにあたっては実は重要な要素があり、
既存薬と似たような商標は一般的にNGとの事です(その割に紛らわしいものが多いような?)。
覚えやすい商標というのはわかりますが、本当か嘘か、縁起が良い、
語呂が良いというのもこの採用上の大きなポイントとの事です。
実際にレビトラに関しては「男性の生命」と大変縁起は良さそうです。
レビトラなどの名前の由来はさておき、薬品の呼称自体は一医師として思いますに、 もう少し覚えやすく、薬剤の機能を連想しやすい商標にしてもらった方が、 患者さんにとっても、われわれ医療従事者にとっても良いのではないかと思う所があります。
しかし、ほとんどの病院で扱う処方箋医薬品は、 レビトラもそうですが、海外つまり英語圏で開発されたものが主体になるので、 その薬剤の名前の由来も、その呼称自体も、我々日本人にとってはなじみの薄いものになってしまいがちで、 その結果、我々日本人の主観で紛らわしい呼称の薬品が日本の病院で間違われたりと、 医療事故発生の一つの原因になっているとも思われます。
患者さんサイドに立って考えれば薬品の名前の由来は、その薬品の機能から取るに尽きると思われ、
例えばレビトラはED用の薬剤で、バイエル社の製品なので「バイボッキヨクナール」など良さそうです。
ただレビトラのように名前の由来も、薬剤の機能もわかりにくい呼称が、
その薬剤の用途の匿名性にも役立っている可能性はありますね、
「バイボッキヨクナール」なら取違や呼称を間違って覚える事は少なそうですが、
何のための薬剤か丸わかりなので、人によってはレビトラの方が良いと思うかも知れません。
新宿ライフクリニックは新宿圏トップクラスのED治療、レビトラ処方クリニックとして、
皆さまに様々な情報提供をさせて頂いております。
レビトラの名前の由来など、少し本道を外れたご質問にも喜んで対応致します。
お近くに御用の際は東京はJR新宿駅の目の前、新宿ライフクリニックにどうぞご来院下さいませ。
(記載:新宿ライフクリニック-日本性機能学会専門医:須田隆興、最終確認日:2024-01-08)
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