・ED治療は決まった専門の科はありません。しかし専門の医師はいます。
それは『日本性機能学会専門医』です。
・診察は基本的に問診が主体で、ほとんどの方は問診のみで診断が完結します。
・保険外診療なので支払には保険証が使えませんが、基本的には薬剤代金だけの請求なので、
さほど高額にはなりません。
初めて勃起不全で受診をする方はわからない事だらけだと思います。 ネットをみれば個人の方が様々な事を言っていますし、まわりの人には相談しにくいテーマですし、 なにかとこのお病気は初めての受診のハードルが高めですよね?
そこで、こちらのページでは、そうしたハードルを下げるために、専門家である日本性機能学会専門医が、初めて受診する方に向けて、 初診の方が最も質問する事の多い3つ 『ED治療は何科なの?』 『どんな診療をするの?』 『支払はどうなるの?』 のそれぞれに関して、やさしく解説をさせて頂いております。 宜しければご一読下さいませ。
<当ページの項目リスト>
ED治療は何科に受診したら良いのか? どこに行ったら良いのか?
初めての受診だと分かり難いですよね?
実は、この疾患は公的医療保険の適応外であり、保険診療上の決まった科は有りませんので、
一般的には、勃起不全症への対応を標榜している保健所認可、自由診療専門の医療施設で対応されています。
いわゆる 『EDクリニック』 ですね。
基本的に、こうした医療施設は大都市圏に多いです。
一方、ED治療の 『専門性』 に関しては、いくつかの科をまたいでいます。 ペニスはおおよそ 『泌尿器科』 の領分ですが、 勃起不全症の原因疾患の大半は 『内科』 の領分になります (高血圧、糖尿病、腎臓病など) 、
このように、勃起不全の専門性は科をまたいでしまいますが、 これに対応する 『専門医』 に関しては、この日本では 『日本性機能学会専門医』 がその専門家として定められています。
この日本性機能学会専門医はインポテンツに関してのスペシャリストなので、 専門医にご相談されたい方は、 受診予定のEDクリニックに日本性機能学会専門医がきちんと所属しているか確認してみて下さいね。
EDはどんな診察をするのか? これも初めての受診だと分かり難いですし、不安ですよね?
「診察時は必ずペニスを出さなければならない・・・」 なんて誤解もあって、 初めての受診前には、ご自身の想像で受診のハードルを上げてしまう事もあるようです。
でもご安心下さい。
実は勃起不全症はその大半が 『問診』 だけで診断可能で、
ほとんどの方は問診のみで診察が完結し、
実際に服を脱ぐ事はあまり有りません。
一方、問診主体の診察になるので、過去の疾患や健康診断などのデータ、 また現在の服薬状況などの情報がとても重要になります。 受診の際はこうした内容がわかるものを用意して行きましょう。
統計上は、ペニスなどの身体所見は原因特定の13.9%にしか、 また採血などの臨床検査は原因特定の6.2%にしか関わらないと報告されており、 特にこれらが診察上、かならず必要という訳では有りません。
「ペニスを出すのが嫌だな」 「採血は痛くて嫌だな」 とご心配されていた方、 どうぞ安心して、ご受診されて下さい。
ED治療の支払はどうなるのか?
これも初めての受診だと分かり難いですし、
高額な請求をされそうで怖く思われる方もいますよね?
勃起不全症は公的医療保険の適応外ですので、支払には保険証は使えず、 その支払の全てが個人負担となります。いわゆる 『自由診療/保険外診療』 です。
こう聞くと、支払がご心配になるかと思われますが、どうぞご安心下さい。
基本的にEDクリニックの支払は、
院内処方の薬剤料金だけで、診察料や初診料・再診料など、他の請求はかからない施設がほとんどです。
つまりご自身で選ばれる薬剤の料金だけが請求額となりますので、
例えば、処方料金1錠あたり450円の薬剤を1錠だけご選択の場合、
その施設が内税ならば御会計は450円だけになります。
(まれに診察料などを取る施設も有りますので、受診前に電話などで確認しておきましょう)
自由診療/保険外診療と言うと、美容整形などの高額な個人負担医療と混同されてしまう場合が多いですが、 基本的に勃起不全症に関しては、さほど高額になることも無く、また上記のようにご自身で請求額を調整できますので、 どうぞご安心頂きたく存じます。
以上、日本性機能学会専門医が勃起不全症で初めて受診する方に向けて解説をさせて頂きました。
インポテンツは受診するまでは、色々な心配をしながら来る方がほとんどですが、
一方で受診した後は 『なんてこと無かった』 とお感じになる方がほとんどです。
どうぞあまり心配せず、お近くのEDクリニックにご相談にいらして下さいませ。
(記載:新宿ライフクリニック-日本性機能学会専門医:須田隆興、最終確認日:2020-01-06)
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