勃起中枢と神経とED



勃起中枢と神経


【勃起中枢とは】
勃起中枢erection centerとは陰茎怒張のシステムの中枢の事を指し、同部は大きく2ブロックに分けられます。


【勃起中枢から始まる陰茎怒張】
陰茎怒張のシステムは、まず、性的興奮が、勃起中枢から自律神経もしくは体性神経を介して海綿体神経に伝達されることから始まります。 伝達刺激によって、陰茎内の平滑筋が弛緩を始め、その結果、動脈から陰茎内の各所海綿体に血液が流れます。 拡張した海綿体は、段々に動脈より血液圧の低い静脈を塞ぎ始め、 海綿体に血液がプールされて行きます。 その結果、陰茎の硬度と大きさがだんだん増加していき、交接可能な陰茎になります。


【勃起中枢のそれぞれの役割】
勃起中枢は受容された、性的な興奮を体性もしくは自律神経を介して、 海綿体神経に伝える役割を果たしています。 高位中枢である視床下部と、仙髄にある脊髄中枢の2ブロックあり、視床下部は情動による刺激による性的興奮を、 脊髄中枢は陰茎の物理的な刺激による性的興奮を、海綿体神経に伝えます。


【勃起神経とは】
別名、骨盤内臓神経とも言い、自律神経の一つで、陰茎の怒張に強く関連しています。 中枢は脊髄勃起中枢のある仙髄になります。


【勃起中枢や自律神経の障害によるED発症】
視床下部の障害や脊髄の外傷状態である脊髄損傷によって、 中枢自体もしくは伝達経路が障害されてEDが発生する場合があります。 代表的な発症原因として、交通事故やスポーツ外傷などが挙げられます。 昨今、スノーボードによるスポーツ外傷で、脊髄損傷から勃起中枢を障害される方が増加傾向であります。
また、陰茎に至る末梢の自律神経や海綿体神経が障害されてもEDが発生し得ます。 このような機序によるEDの代表例として、糖尿病や泌尿器科領域の手術などが挙げられます。 ED以外にも、膀胱ならびに直腸の収縮にも関係するので、同部位の障害によって、 排便の不良や膀胱直腸障害を引き起こす事があります。
このように発症したEDは、器質的EDに内包されます。
神経障害によって発生するインポテンスの検査に関しては別項で詳述しております。 ぜひご参照ください。 (詳しくはコチラ⇒神経学的検査と勃起不全


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