うつ病と抗うつ薬はEDの原因となる



うつ病および抗うつ薬によるEDの発症

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【うつ病とは】
うつ病とは、気分障害の中で中心的な位置を占める疾患で、精神医療領域の疾患のなかでも高頻度で有り しばしば社会的な問題にもなります。
その成因には、心理的仮説と生物学的仮説があります。

心理的仮説では、几帳面なメランコリー親和型性格などの元々の性格に、 ストレスなどが加わることで発症するとしています。
生物学的仮説は、セロトニンなどの神経伝達物質や、下垂体などの内分泌器官の障害などが関連し、 発症するとしております。

厚生労働省の発表によると、うつ病の12か月有病率(過去一年以内にうつ病を発症した人の割合)は、 世界では1~8%になり、一方日本では1~2%と報告されています。
これは、日本における発症率が低い訳ではなく、 単に、医療機関を受診する人の割合が少ないためとも言われており、 我慢を容認する日本人気質が影響している可能性があります。

EDに関しても同様の傾向があり、潜在患者を含めた総患者数に対する、 治療を受けている患者数は、極端に少ないとされ、誰にも相談せずに、一人で悩んでいる患者が多い とされています。


【うつ病とEDの双方向的関係性】
フィンランドにおける研究では、うつ病患者は、 そうでない患者に比較して、有意にEDを発症すると報告されており、 また、ED患者は、うつ病になる傾向が有意に高いとも報告されております。
つまり、この二疾患は、双方向性の関係性が有る可能性があります。
うつ病を発症されている方は、EDにならないよう注意を図る必要性があり、 その逆も、注意を図る必要性がございます。


【抗うつ薬による薬剤性ED】
薬剤性EDは、様々な薬剤で生じる事が知られておりますが、この中でも、 抗うつ薬は一大原因として認識されており、三環系抗うつ薬、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)、 セロトニン・ドパミン拮抗薬などが、薬剤性EDを引き起こし易いとされています。
特にセロトニン・ドパミン拮抗薬は発症頻度が他に比較して多いとされています。


【うつ病と抗うつ薬とED】
抗うつ薬antidepressantは、薬剤性EDの、代表的な原因薬剤です。 また、うつ病自体も心因性EDの原因になります。 故にうつ病に伴うEDは、うつ病自体、または、その治療薬である抗うつ薬によって発症している事があり、 その関係は根深い事が多く、治療やコントロールに専門性が必要とされる事が多くなります。

通常、心因性EDは夜間勃起現象、いわゆる「朝だち」が正常同様に見られる事が多いとされていますが、 うつ病が原因の場合は、この夜間勃起現象が少なくなるとも言われています。
うつ病が進行した患者は、抗うつ薬による病状のコントロールが必要になって来ますが、うつ病によるのか、 抗うつ薬の副作用によるか、原因を見極める事が難しい傾向が有ります。
うつ病の患者は、EDが発症したとしても、こうした疾患の発症自体を、自分の生得的な欠点のようにとらえてしまう傾向があり、 さらに、その事自体が自信を喪失させてしまう、悪いスパイラルに入ってしまう場合が有ります。
また、抗うつ薬の服用後から明確にEDが発症し、薬剤性EDの可能性が強く示唆されるような状況でも、 患者からの訴えがないケースが多く見受けられ、抗うつ薬の自己中断など、危険な状況を招く場合がございます。


【EDの発症機序】
うつ病により、性的情動を抑制されていると考えられっています。
抗うつ薬の場合、勃起中枢である視床下部が抑制される、または、 視床下部からの伝達が殺がされる為と考えられています。


【対策】
可能であるなら、薬剤の減量や、EDの可能性の少ない抗うつ薬への変更が検討されます。
しかし、抗うつ薬で、性機能へ影響を及ぼさない薬剤は少なく、また、薬剤の変更が、うつ病に影響を与える可能性も有り、 難渋する場合も多くございます。
抗うつ薬の無理な中断は、うつ病の増悪を招く可能性がございます。
うつ病の回復に従った抗うつ薬の漸減は良いのですが、 自己判断による中断は危険であり、必ず医師による診察を受け、判断を仰いでください。
うつ病患者のED治療は、患者自身の状態に応じた選択が必要になります。

抗うつ薬使用下に、勃起不全治療薬を併用施行する事は可能です。
バイアグラなどのPDE5阻害薬は、とくに抗うつ薬との併用は問題ありません。
抗うつ薬の無理な減量を図るより、ED薬の併用をお勧めいたします。
服用中のお薬との兼ね合いの判断や、薬用量調整には、専門知識が必要なの為、 抗うつ薬・うつ病によるEDでお悩みの方は、専門クリニックへの受診が望ましいと思われます。


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