アレルギー性精液症候群


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アレルギー性精液症候群は遺伝性疾患?

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【アレルギー性精液症候群とは】
アレルギー性精液症候群allergic seminal syndromeとは女性の疾患で、 膣内射精後に精液が膣内に入る事によって女性側の膣に灼熱感や疼痛を惹起する疾患です。
程度の大小はありますが、女性の症状が強い場合には性交障害の原因になる場合が有ります。

精液による女性のアレルギー疾患には他にも、精液性外陰炎などが有ります。


【アレルギー性精液症候群の原因】
アレルギー性精液症候群のアレルギーの原因物質(アレルゲン)は、精液を構成する、 いずれかの物質となります。
精液は、細胞成分である精子と、液体成分である 精漿 によって構成されています。
つまり、アレルゲンは、精子自体、また精漿となります。
精子自体にアレルギーが存在する場合は、受精が困難となり、 妊娠率の低下につながる可能性があります。
アレルギー性精液症候群は、アレルゲンによっては、不妊症の原因になってくる可能性も有ります。


アレルギー性精液症候群は、通常のアレルギー疾患とは異なり、 発症する女性側の遺伝的な素因がある可能性が指摘されています。
常染色体優性遺伝形式をとるとされており、即時型アレルギーの発生に、 遺伝に規定される先天的な性質が関係しているされています。
遺伝形式が常染色体優性遺伝をとるため、母親がアレルギー性精液症候群の経過がある女性は、 1/2以上の可能性で本症を発症することになります。
そのため、前もって、精液に対する反応性を、皮膚試験にて確認する必要が有ります。

アレルギーに対する皮膚試験とはアレルゲン、すなわち、 この場合は精液などのアレルギーの原因物質を皮膚に投与して、 膨疹や紅斑形成を確認する事によって、アレルギーの有無を判断する検査です。
即時型アレルギーに対しては、投与15分後くらいに判定するプリック試験、スクラッチ試験などが有り、 遅延型アレルギーに対しては、投与24~72時間後に判定するパッチ試験などが有ります。


【アレルギー性精液症候群の治療】
アレルギーの治療は、アレルギー性精液症候群に限らず、アレルゲンからの隔離が基本となります。
妊娠を意識した性交で無い時は、 コンドームの着用によるアレルゲン(この場合は精液)からの隔離を行います。

その他、薬物療法としては、抗アレルギー薬である抗ヒスタミン薬の経口投与や局所塗布等が有ります。

妊娠を意識した性交である場合は、母体に対する薬物投与は、受精卵への影響が無いとも言いきれないので、 産婦人科医師と相談し、計画的な妊娠が望まれます。
妊娠希望者の場合は、状況によっては体外受精などが望ましいケースも想定されます。


男性におけるバイアグラレビトラの使用が、 女性の精液に対するアレルギーの発症に相関するという報告は有りません。
ご安心ください。


【他の精液関連アレルギー疾患】
精液による女性のアレルギー疾患に、 精液性外陰炎 がございます。
即時型過敏性反応による外陰炎で、特にアレルギー性精液症候群と違い、 遺伝の関与は、報告されていません。


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