包茎処置の副次的悪影響としてインポテンスが発生する事が有ります。



包茎手術合併症としてのED/勃起不全

ばいあぐらは新宿ライフクリニック。


【包茎手術と合併症としてのED/勃起不全】
幼少期に施行される包茎手術ではあまり認められませんが、 成人以降の包茎手術では、包茎手術合併症として、ED/勃起不全などの性機能障害が出現する事が多いと報告されています。

包茎手術合併症によるEDは、 器質的な感覚障害や構造的な改変に伴うものであり、多くのケースは、基本的に難治です。
特に、成人以降に自己選択する包茎手術は、 疾病治療の理由よりも、美容上の問題から施行を希望されるケースが多く、 包茎手術合併症などの処置によって発生するリスクと、 処置によって得られるベネフィットを、十分に比較検討する事がなにより大切です。

本項では、こうしたED/勃起不全などの包茎手術合併症に関して、 また、包茎にて手術が施行されるパターンの詳細、包茎手術合併症の回避の検討など、 包茎手術に関連した様々な事項に関して記載させて頂いております。 是非、ご参照下さい。


【包茎手術によって発生しうる性機能障害】
包茎治療の詳細と適応に関して前述させて頂きましたが、 それでは包茎手術によってどのような合併症が発生するのでしょうか?
手術合併症として想定される性機能障害は、ED/勃起不全、陰茎知覚障害、射精障害、 勃起時の陰茎拘縮、マスターベーションの障害などが代表的です。
ED/勃起不全・射精障害は、陰茎の知覚障害が原因となって発症するケースが多く、 これらは手術に合併して出現する障害ですが、神経障害による二次的な障害とも言えます。 合併症として発生する神経障害は、陰茎背神経の損傷によるものが多いとされています。 環状切除などの包皮切除術の際に、冠状溝を深く切開したために発生するとされており、 高率にED/勃起不全を発生させると言われております。
また、マスターベーションの障害に関しては、仮性包茎の方の自慰行為は、亀頭部を直接刺激するのでは無く、 余剰包皮を介して亀頭部を刺激しているケースが有ります。 そのようなケースでは、包皮切除術を施行後に快感障害が自覚されるようになり、 マスターベーションの障害発生に至る事が有ります。


【合併症(性機能障害)の回避】
手術時に、冠状溝を深く切開する事による陰茎背神経の障害に関しては、これは偶発性の高いものなので、 医療従事者側のリスクマネジメントの問題になります。
しかし、患者さんにとって大事なのは、能動的に手術を選択する場合に、 こうしたED/勃起不全などの手術合併症が、手術施行例の何パーセントに発生するものなのか、 把握する事に尽きます。 合併症頻度が、許容する事の出来ないような発生頻度ならば、他の病院にセカンドオピニオンを求めたり、 こうしたリスクが少ない、他の治療方法に関してのインフォメーションを求めるべきと思われます。

マスターベーションの障害に関しては、自分自身の自慰行為に関する客観的な考察が必要です。 手術の内容説明を受けた上で、それが今後のマスターベーション上どのような障害を生じ得るのか、 ご自身で検討し、その内容を主治医と相談すべきです。 そして、その障害が許容できないものであるようならば、上述同様に、 他の病院にセカンドオピニオンを求めたり、他の治療方法に関するインフォメーションを求めるべきでしょう。

しかし、手術合併症としてのED/勃起不全などの性機能障害の回避に当って何よりも大切な事は、 本当にその手術が必要なのかという、根源的な検討と思われます。
仮性包茎は臨床的に積極的な治療の必要がない状態でありますが (避妊具の装着上の問題や亀頭包皮炎の頻発等が有る場合は別ですが)、 美容上の仮性包茎の処置が、本当に自分に必要なのかどうか、 そして、それはED/勃起不全発症などのリスクに見合ったものなのか、深甚な検討が大切です。


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