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【陰茎彎曲症と術後のトラブル】
陰茎彎曲症とは陰茎つまりペニスが屈曲している状態で、
それに対する手術には術後のトラブルケースが散見される傾向が有ります。
陰茎彎曲症とは、文字通り、ペニスが屈曲している状態であり、
これは美観のみの問題から、屈曲の程度によっては性交における妨げとなる場合も有ります。
つまり性交における妨げとは屈曲の程度が強すぎて、
挿入が難しかったり、挿入できても、ペニスの痛みがひどかったりするような状況を言います。
こうした先天的なペニスの形状の問題は、こうした性交上の実際的な障害から、
また幼少期から自分が人と違うという根深いコンプレックスになってしまう場合も有り、
陰茎彎曲症の程度が強い人の場合、その影響は身体また精神に及ぶ可能性が有ります。
陰茎彎曲症のある人はその状態の改善を望む人が多数派と思われます。
それではその状態の改善とはどのようになされるのでしょうか?
陰茎彎曲症には内服などの保存的な治療はあまり効果は期待できず、
基本的にその改善は手術的加療が中心となります。
これに関しては詳細は後述致します。
ただ陰茎彎曲症の手術をするにあたって一番大切な事は、その適応です。
日常生活において男性が、数多くの他の人のペニスを、
その形状などの標準偏差的ニュアンスを実感できる程に観察する機会は、
泌尿器科の先生を除いては中々無いと思われます。
実際的に性交に障害があって、
挙児希望があるなどの顕在化した陰茎彎曲症へのニーズがある場合は別ですが、
もしそうした具体的な障害がなく、ただペニスの屈曲を改善させたいと言う場合、
本当にそれが人と大きく違うのか?、
また本当にそれは手術という手段をもって解決すべき問題なのか?
またこれが最も重要かもしれませんが、
手術によってそれは本質的に満足の行く解決を果たせるのか?
こうした検討を深く行う事が重要と思われます。
とくに末尾の手術によって本質的に満足の行く解決を果たせるのか?という要素は、
陰茎彎曲症の術後トラブルのいくつかにも関わる問題と思われます。
本稿ではこの陰茎彎曲症の術後に発生するトラブルを実例を挙げて、解説し、
その術後トラブルの解決策や予防策などを検討しております。
ご参照くださいませ。
【先天性陰茎彎曲症の手術とは】
先天性陰茎彎曲症の手術治療のお話を上記に軽くさせて頂きましたが、
現在この先天性陰茎彎曲症の手術として標準的なのがプリケーション法という方法になります。
このプリケーションとは縫縮、つまり縫って縮めるという意味の言葉になります。
糸を使用しない方法も有りますが、基本的にはペニスが曲がっているのとは,
逆の側のペニスの海綿体白膜を縫い縮める事で屈曲側とバランスをとって彎曲を矯正する方法です。
このペニスの海綿体白膜を縮める方法には二種類あり、
一つは糸を使用して施行する方法と、
もうひとつは彎曲側の対局側の海綿体白膜削って癒着する事で縮める方法も有ります。
この二つの方法にはそれぞれ長所短所が有り、
これも陰茎彎曲症の術後トラブルに関連する要素でも有りますが、
一般的に糸を利用した方法の方が入院期間などは短めになる場合が有ります。
また局所麻酔を利用したごく簡素なものの場合は日帰り手術も可能な場合が有ります。
しかし糸だけを利用した方法は糸が緩んでしまうと陰茎彎曲症が再発してしまう場合が有り、
また非吸収糸というからだに吸収されない手術用糸を沢山使用する影響で、
ペニス内に違和感が残存する場合も有ります。
【陰茎彎曲症の術後におけるトラブルの実例】
陰茎彎曲症の術後におけるトラブルとして代表的なものが5つほど有ります。
これらの術後トラブルをご紹介いたしますと
①陰茎基部の動揺感による術後トラブル
②包皮の切除を同時に行った場合に発生する術後トラブル
③彎曲の残存による術後トラブル
④ナイロン糸の悪影響による術後トラブル
など、複数の術後トラブルが有ります。
①の陰茎基部の動揺感ですが、これはプリケーション法を施行した後に、
ペニスの根本に言わば遊びが出来てしまう状態になります。
これの対策としてはペニスの基部におけるプリケーションの際は2か所でプリケーションをして、
その縫った部分の幅を広めにとって、
かつ、その縫った部分の間と、両脇との間に補強の縫合を置く事で有る程度対策がとれるとの事です。
②の包皮の切除を同時に行った場合ですが、
時に患者さんにおける術後のペニスのイメージと、
実際の術後のペニスの実像との間で解離がある場合があるので、
手術前の十分な説明が必要と思われます。
また包皮の切除を行った場合は包皮の移動による自慰などが出来なくなるので、
こうした事に関しても術前の充分な説明が必要と思われます。
③の彎曲の残存についてですが、患者さんの希望は完全なる彎曲の是正である事が多いので、
②と少し被りますが、実際の術後のペニスの完成像と患者さんの術後のペニスのイメージを、
すり合わせる必要が有ります。
とくに患者さんは軽度の彎曲があっても手術満足が低下しますので、
陰茎基部などの彎曲をしっかりと見逃さないようにすることも必要と思われます。
④のナイロン糸の悪影響についてですが、上記にも少し記載しましたが、
プリケーション法はその方法上、非吸収糸を多用し、
その影響で術後ペニスに違和感や異物感などを感じるというトラブルが良く発生します。
特にナイロン糸は柔らかさに欠ける傾向があり、
こうしたフィーリングに繋がりやすいので、
糸としたは柔らかめの2-0タイクロン糸などが推奨されております。
【ペニスの術後におけるトラブルの対策】
ペニスの術後におけるトラブルには、障害の残存とイメージの食い違いという、
大きな二つの因子が有るように思われます。
とくに実際の完成像と患者さんが術前に抱いていたイメージとの食い違いは、
折々に散見されるもので、
これは術前に充分に説明したと思われる状況でも発生する事が想定されます。
ゆえに、術前説明においては、こうした術後のペニスの実像と、
患者さん自身のペニスの術後完成イメージとの食い違いがある事もリスクとして織り込み、
その上で説明の幅を広げた方が、最終的に患者満足感を上げる事にも繋がるように思われます。
(記載:日本性機能学会専門医-須田隆興)
written by レビトラ処方を新宿で、新宿ライフクリニック.