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【外性器絞扼症とは】
外性器絞扼症とは外性器つまりペニスを人工物によって締め付け過ぎる事によって、
発生するうっ血などを原因とした外性器の外傷性疾患の事です。
外性器絞扼症が発生したら、その治療としては至急絞扼の原因となっている人工物を除外して、
ペニスのうっ血状態を解除するのが標準的です。
ペニスを様々な人工物に挿入するという状況は非常に危険です。
男性の陰茎は非常に繊細な器官であり、
その内容は非常にたくさんの毛細血管とスポンジ状の海綿体、
また、たくさんの神経線維によって形成されており、
実は極めて機能的で複雑かつ繊細なシステムの集合体なのです。
ささいな外傷や、初期段階の生活習慣病などの影響でも、
ペニスはその機能を低下させてしまう事も多く、
実はED/勃起不全、つまりペニスの勃起障害状態の原因となる因子は、
非常に広範なバリエーションが有るとされています。
これは如何にペニスとその機能が繊細なものであるかの証左とも言えます。
しかしほとんどの男性のペニスに対する扱いのニュアンスは、
その睾丸に対する扱いのニュアンスに比べていささか乱暴な傾向があるとも思われ、
それはその器官が前提として挿入を目的とした機能・形状である事にも関連があると思われます。
そんなペニスを人工物に挿入する事で外性器絞扼症と言われるような、
ペニスの外傷性疾患を発症させてしまう事が有ります。
ほとんどのそうした人工物は、そうした行為を前提に設計されていないもの達なので、
過剰な締め付けが発生する事が有るばかりか、
挿入した後、自分でその人工物を抜挙もしくは解除する事が出来ない状況が生まれる事が有り、
その持続した締め付けによってペニスには血流のうっ滞が発生する事が有ります。
血液は主に体の組織に酸素、栄養素などを運び、
一方で二酸化炭素・老廃物などを持ち去る機能が有ります。
その血液の流れが止まる事で、その組織は窒息してしまい、
この状況が長引けば、その組織は死んでしまいます。
つまりこれがペニスに発生すれば、ペニスの組織は死んでしまい、
その結果、ペニス全体が壊死し、
最終的には壊死したものとしてペニスを切除する必要性が出てくる事が有ります。
だれしもこんな恐ろしい状況を想定して、
ペニスを人工物に挿入する事はないと思われます。
それゆえに外性器絞扼症という疾患の啓蒙が重要であると思われ、
本項では本疾患の発生状況またその治療、そして予防策に関して記載しております。
【外性器絞扼症の発生状況】
外性器絞扼症の発生状況におけるその動機は基本的にシンプルです。
ほとんどの外性器絞扼症のケースは自慰を目的としたものであり、
稀に発生状況として自慰を目的としないものも有りますが、
そうしたケースでは精神的疾患を罹患している状況が散見されるとも報告されています。
外性器絞扼症の発生状況において使用される人工物ですが、
これは非常にバリエーションに富んでおり、
金属のリング、ゴムのリング、硝子の瓶、ペットボトル、
陰茎とのサイズが合致していないマスターベータ―、
掃除機等のノズルなど、非常に多くの人工物が外性器絞扼症の発生状況に関連しております。
飲酒時など判断力が正常では無いケースでの発生も多く、
またその発生状況に対する臨床対応は泌尿器科もしくは救急外来での対応が多い傾向が有ります。
【外性器絞扼症の治療】
外性器絞扼症の治療もまた発生状況同様に非常にシンプルで有り、
これは如何に早く、外性器を絞扼している人工物を取り除くかが治療上とても重要と言えます。
この治療が遷延してしまったり、治療までに時間が経過してしまい、
発生状況に応じて外性器絞扼症の状態が長引いてしまった場合は、
上記した通り、治療というより、ペニスの壊死に対するマネジメントが必要になり、
そのようになると、残念ながらペニスの機能を元の状態に治療するのは非常に難しい話になってまいります。
外性器に対する絞扼の程度は発生状況によっても変わってきますが、
比較的早い時間に治療、すなわち外性器の絞扼を解除出来た場合には、
ペニスの機能を元の状態に治療することも可能になって来ます。
ゆえに外性器絞扼症の治療に関してはその発生状況を問わず、
人工物からの解除を如何に早くする事が重要である、
と言う事はおわかりいただけたと思われますが、
またそうした状況において、大切なのは治療上、その人工物をどのように取り除くかと言う事になります。
例えば、外性器絞扼症の原因となる人工物には金属のリングが比較的多い傾向が有りますが、
この金属が特殊な合金でできている場合、治療上、
病院や診察室にあるカッターでは切断できない場合も有ります。
上述した通り外性器絞扼症の原因となる人工物には数多の種類が有りますので、
治療=解除を急ぐという意味合いにおいては、
どのようにその人工物を取り除くか迅速に判断する事が大切と言えます。
絞扼の影響で浮腫が強く、どうしても切断できない状況などにおいては、
治療上、滅張切開を入れる事によって浮腫を軽快した後に人工物を取り除くと言う方法も検討されます。
【外性器絞扼症を予防する為に】
外性器絞扼症の治療においては、
それが発生したら発生状況を問わず、迅速にその状況を解除するかが大切と上述しましたが、
中には残念ながら治療が間に合わず、ペニスが壊死してしまうケースも有ります。
壊死してしまった状況においてはペニスの機能障害を治療する事は非常に難しく、
そうした意味合いにおいて、この外性器絞扼症という疾患は本質的に予防的対策が大切と思われます。
また、昨今、膣内射精障害という膣内で射精が出来ないという性機能異常が、
その頻度を増してきており、これは本邦の数多ある少子高齢化の原因の一つです。
この膣内射精障害の原因には生活習慣の影響によるものが有りますが、
その中でも代表的なのは強いグリップのマスターベーションと言われています。
外性器絞扼症もまたマスターべ―ションを契機とした発生が多く、
現代の臨床現場においては、こうした性にまつわる疾患の多様化に従い、
正しいマスターベーションの啓蒙が大切であると思われる局面が増加してきている状況です。
従来、女子に比較して軽視されがちだったと思われる、
成人未満の男子への性教育が、段々とその必要性を高めて来ており、
試験的に泌尿器科医による成人未満男子への性教育的アプローチなどが、
学校機関等でトライされている状況も報告され始めています。
外性器絞扼症の発生もこうしたアプローチの中で、
その発生を予防的にコントロールできる可能性が有り、
教育面からのアプローチによる外性器絞扼症のような傷害の予防に大きな期待が寄せられます。
(記載:日本性機能学会専門医-須田隆興)
written by 新宿でシアリス処方を、新宿ライフクリニック.