向精神薬の三環系抗うつ薬とベンゾジアゼピン系薬はEDを引き起こしやすいと報告されています。



くすりのED発症への影響力

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【くすりの影響力とEDの発症】
くすりが勃起機能に悪影響を与え、薬剤性ED発症の原因になる事が有ります。 降圧薬、向精神薬、抗炎症鎮痛薬など代表的な薬剤性EDの原因と報告されているくすりを比較して、 いずれのくすりがEDなら発症への関連度が高いかを統計的に検討した報告が有り、 その結果、向精神薬の三環系抗うつ薬、 またベンゾジアゼピン系薬がED:勃起不全発症との関連性が高いとの結果が確認されたとの事です。
くすりには望まれる作用と望まれない作用、つまり副作用が存在します。 およそ、医師から処方される処方箋医薬品において、 副作用が100%発生しない薬剤は存在しないと言われています。
こうした処方箋医薬品において、本質的に重要なのは、 発生する可能性のある副作用が許容できるレベルのものか、 あるいは、できないものであるか、 という個人への影響力の強さ、 そして、それがどのくらいの頻度で発生するか、つまり発生頻度が大切です。
命に係わる重大な副作用が高い確率で出るくすり、 これはいわば毒薬と言え、臨床試験の段階で除外され、 世に薬剤として出る事はほぼ無いと言って良いと思われます。
その一方、例えば、非常に効果的な痛み止めでありながら、 低頻度に胃炎の原因になるもの、 こうしたものは現在処方箋医薬品として流通しているくすりの代表的な状況です。
実は勃起不全の発症に影響力が有ると報告されているくすりというのは非常に多く、 その中には皆様が病院でよく処方されているものが有ります。
くすりによる勃起不全の発症とは命に影響するような副作用では無いものの、 個人のQOL=「生活の質」を大きく下げる可能性のある副作用です。
本稿ではくすりによる勃起不全発症の影響力を比較した報告を中心に、 くすりによるEDに関しての解説やその対策などに関して記載させて頂いております。


【薬剤性EDとは】
薬剤性EDとはくすりが主な影響因子となって発症したEDの事を表現する疾患病名です。
上記させて頂きましたが、EDの発症に関連が有るとされるくすりは非常に種類が多く、 その中には当然の事ながらEDの発症への影響力が高いと想定されるくすりと、 比較的低いと想定されるくすりが有ります。
ED発症に関連が有るとされるくすりのバリエーションとしては、 今、報告されているくすりだけでも、 抗てんかん薬、抗炎症鎮痛薬、向精神薬、筋弛緩薬、利尿薬、 降圧薬、消化性潰瘍治療薬、食欲抑制薬、抗凝固薬など非常にバリアブルです。
これらの薬剤は使用する事で必ずEDを起こすという訳では全くなく、 いずれも低頻度にEDを引き起こす可能性が有るというだけの事です。 すなわち、先程、EDの発症に対して影響力が高いと想定されるくすりと、 比較的低いと想定されるくすりが有ると記載しましたが、 それは低頻度の発生率の中における、相対的な影響力が高いものと低いものが有ると言う事です。
*医師から処方された薬剤の個人的判断による服薬中止は非常に危険であり、 必ずこれをしないようお願い申し上げます。 服薬の中止、削減等は個人で判断せず、 必ず主治医に相談されますよう重ねてお願い申し上げます。


【くすりのED発症の影響力を検討した報告】
この報告は上記のED発症に関連が有るとされているくすりの中でも、 特に影響力が大きいと想定されている、 高血圧のくすりである降圧薬、 不眠症やうつ病のお薬が内包される向精神薬、 痛みどめや解熱薬として使用される抗炎症鎮痛薬に関して検討を加えたものです。
617名のEDが発症していると診断された患者さんのくすりの服薬内容を調査し、 それらの情報を年齢、人種等で補正をし、 各薬剤とED発症とのオッズ比を統計学的に比較し、 くすりのEDの発症における影響力を検討したものになります。
結果としては、向精神薬のED発症のオッズ比が高く、 特に三環系抗うつ薬が最も高いオッズ比を示しました。 次に高いオッズ比を示したのは向精神薬のベンゾジアゼピン系薬で、 図らずも向精神薬のED発症への深い関連性を示すに至ったとの事です。
*ベンゾジアゼピン系薬は主に不安症や不眠症に使用される事が多いくすりです。


【薬剤性EDの対策】
くすりによるED発症の対策、予防に関してですが、 実は別の研究においては、お医者さんの処方する薬の数・種類が多い人の方が、 ED発症の確率が高いとも報告されており、 総体的な薬物への依存を軽減するような生活習慣の改善は、 くすりによるED発症の予防においては非常に望ましいとも思われます。
端的には、例えば減塩食、ダイエットやウォーキングなどの運動療法によって血圧を下げて、 高血圧コントロールにおける降圧薬への依存度を低下させて、 主治医に降圧薬の種類、または数を減らしてもらう等のアクションはED治療、ED予防には、 宜しい例と思われます。
運動も減量も高血圧の改善とは別に、 EDの改善にも好影響を与えると報告している研究も有り、 これらの生活習慣改善は複合的効果が期待できます。
主治医の先生に相談せずに自己判断で降圧薬などの服薬を減らしたり、 中止したりすることは医学的に大変危険であるばかりか、 高血圧などの原病の増悪によりEDが悪化する可能性が高いので、 必ずこれをされないようにお願いします。
今回、ご紹介させて頂いたED発症への影響力が高いくすりである三環系抗うつ薬に関しては、 現在、SSRI等の向精神薬にうつ病治療の首座が切り替わってきているので、 三環系抗うつ薬を使用する頻度はだいぶ下がって来たものと思われます。
しかしベンゾジアゼピン系薬は不安症、 また特に不眠症などに使用される頻度が未だに高い薬剤です。
不眠症も、上記の高血圧同様に生活習慣の是正である程度改善させる事が出来る疾患です。 その対策は端的には、 まず朝起床して、なるべく太陽光線を浴びるようにする事は、 夜間における睡眠関連ホルモンの分泌に望ましいと言われており、 不眠症には良い影響を与える可能性が有ります。
また昼寝をしないようにする事も夜間不眠への対策としては望ましいです。 その上で睡眠時の寝室はなるべく暗くして、 睡眠時のみ寝室を使うように調整する事も不眠症対策として効果的と言われています。
覚醒に関連しやすいコーヒーや緑茶などのカフェインは、夜間における摂取は控えるようにして、 ミルクなどは睡眠関連ホルモンの疑似物質を含有するとされているので、 夜間の飲み物としては不眠症に好影響の飲み物と言えます。
その他にも習慣からのアプローチによる不眠症を改善させる工夫はたくさんあります。 安易にベンゾジアゼピンなどのくすりに頼らず、 主治医の先生にこうした不眠症への工夫をお伺いになるのは非常に望ましいと思われます。
ちなみにベンゾジアゼピン系などの向精神薬も、自己判断による服薬中止はとても危険です。 これら向精神薬は退薬症状を示すような事も有りますので、 服薬の削減、中止は必ず主治医と相談して進めて下さい。
薬剤の削減や生活習慣の是正が難しいEDの改善に関しては、 バイアグラ、 レビトラ、シアリスの服用が推奨されています。 これらのPDE5阻害薬と言われる薬剤は、 医師を介して処方される事が義務付けられていますので、 当新宿ライフクリニックなどのED専門クリニックにてご相談下さいませ。
(記載:日本性機能学会専門医-須田隆興)


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