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【マーコヴィッツ症候群とは】
マーコヴィッツ症候群とは、元々、目の中の隅角と呼ばれる部位が狭い人が、
腹臥位でセックスを行った際に、眼圧が上昇し、急性緑内障発作を発症してしまうという症候群です。
マーコヴィッツ症候群は、米国の眼科医Andrew S. Markovits博士が報告したので、このように名づけられました。
隅角が有る程度以上狭い人は、性行為中の眼圧上昇を防ぐために、予防的な処置が必要です。
【マーコヴィッツ症候群の原因】
マーコヴィッツ症候群の発症には、隅角が密接に関係いたします。
隅角とは、角膜の後面が虹彩とが接触している部位で、虹彩と角膜のなす角度を隅角角度と言います。
隅角角度が20度を下回る場合は、狭隅角と呼ばれ、
マーコヴィッツ症候群など、狭隅角による緑内障発作(眼圧上昇)を引き起こす可能性が有ります。
目の中で産生された房水は、隅角を通過して排出されます。
隅角が、ある一定以上に狭くなると、房水が排水されにくくなり、目の中で、房水が貯留する事によって
、目の中の圧力、すなわち眼圧が高まっていきます。
高眼圧(緑内障)は、目の奥にある網膜など、我々の視覚に重要な感覚細胞を圧力で障害し、
視力障害を引き起こします。
マーコヴィッツ症候群は、狭隅角の方において、腹臥位のセックスが引き金となり、眼圧上昇を引き起こします。
おそらくは、体位性に狭い隅角をより閉塞させてしまい、その結果、眼圧上昇を引き起こしていると思われます。
故に、何らかの理由で、セックス等でなくとも長時間の腹臥位を必要とする場合は、同様に、眼圧上昇を誘発する可能性がござます。
以前は、隅角角度は、隅角鏡と呼ばれるコンタクトレンズ状のデバイスを使用して計測されていましたが、 現在は、超音波を用いる事によって、より低侵襲に、より複雑な角度計測ができるようになっています。
【予防的対応】
狭隅角の方は、マーコヴィッツ症候群など、眼圧上昇を予防が必要です。
具体的な処置法の一つに、レーザー隅角形成術が挙げられます。
虹彩の根本に、比較的エネルギー量の低いレーザーを当てて、虹彩を熱によって収縮させます。
こうすることによって、角膜の内面と虹彩の根本が離れ、房水の貯留による眼圧の上昇が発生しづらくなります。
【セックス以外の眼圧上昇を引き起こす因子】
腹臥位のセックス以外の付加因子としては、散瞳を引き起こすもの達が有ります。
ストレス、薬剤、近業作業(顔の近くで作業するという事)等によって散瞳状態になると、
隅角が広範に閉塞されやすくなり、眼圧が急激に上昇します。
眼圧の上昇に関わる代表的な薬剤としては、副腎皮質ステロイド製剤等が有ります
ちなみに性交を補助するバイアグラ・レビトラ
・シアリスなどのED治療薬は、一般的には、眼圧への影響は軽微であると考えられております。
詳しくは別項を用意していますので、参照ください。
⇒緑内障とバイアグラ・レビトラ・シアリス
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