+ オルガズム単独障害など性感極期の異常|新宿ライフクリニック

男性にてオルガズムの障害のみが他の障害と連携せずに性感極期の異常として出現する事が有ります。



オルガズム単独障害など性感極期の異常

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【オルガズムの障害とセックス】
男性においてオルガズム単独障害と言う、オルガズム:性感極期の不全状態を示す病態が有ります。 これは射精や性感に問題が無いにも関わらず、セックスにおいてオルガズムだけが不全化されていると言う状態です。
男性にとってのオルガズムとは、女性にとってのオルガズムと比較して、その定義はさて置き、 その意義には大きな違いが有ります。 女性はオルガズムが無くとも受精し妊娠する事が出来ますが、 男性にとっては射精とオルガズムはセットで有り、 オルガズム無き射精そして受精は前提として異常な状態です。 すなわち男性にとって、 基本的にオルガズムの無いセックスの頻度は女性のそれと比較すると非常に少ないと言え、 そういった意味合いでは男性にとってオルガズムとはセックスの通常状態にあるものと言えます。
生殖上の意味合いのみならず、精神面の意味合いとしてもオルガズムは非常に重要で、 それが無いセックスは男性にとって、非常にフラストレーションに満ちたものと言えます。
オルガズムは性感覚の最終段階に位置づけられる性感極期に相当する心理・身体の状態です。 この性感極期は皮膚粘膜領域の性感帯を刺激する事で発生する前駆快感が反射性に導くもので、 この状態への到達にはこの皮膚感覚による反射性の要素と、 大脳からの適切な精神的刺激が非常に重要な要素です。
またこの状態に到達した後は、 自律神経機能の大きな変動が身体に発生して呼吸・血圧・心拍数の増加等の身体反応が発生します。
つまり性感極期とは性感覚等の感覚神経機能、自律神経機能、神経反射機能、大脳などの中枢神経機能、 精神状態、内分泌機能など、非常に多彩な心理・生理的機能が連動し、 関連し合い、形成される複合的生理現象と言えます。 このシステムの連関の多彩さは、この状態を形成する様々な生理的機能のいずれかが不全化されても、 性感極期が不全化されてしまうという不全発生のバリエーションの多さも示唆しています。
上述したように男性にとってセックスの前提とも言えるオルガズムですが、 その欠如は男性にとってセックスの意義を揺るがす大きな因子であり、 オルガズム単独障害のような性感極期の問題を持つ男性としてはこれは、 一刻も早く解決したい重大な問題です。 しかしオルガズム単独障害などの性感極期の問題には、特効薬的なシンプルな指向性の治療方法が無く、 基本的にはその問題を引き起こした責任因子に対しての治療、 つまり原因治療が主体です。 その原因治療も例えば、心理的な問題が介在している状況などではなかなか成果が出にくい事が多く、 未だオルガズム単独障害等の治療は、今後も検討を必要とするものが有ります。


【オルガズム単独障害とは】
それではオルガズム単独障害とはどういった病態なのでしょうか? 射精不全は臨床分類によれば、 分類のAが射精、性感極期ともに無いもの、Bが性感極期があって射精が無いもの、 Cが射精、性感極期ともに有るがそれに至る時間に異常が有るもの、 Dが射精は正常だが性感極期が無い物に分類され、 オルガズム単独障害は射精不全の臨床分類によれば、Dに分類されます。 ちなみにAは高位中枢の問題である事が多く、つまり中枢神経の異常や内分泌異常が関与している可能性が有り、 Bは逆行性射精等の射精機構上の問題である事が多く、 Cは機能上の問題では無く心理上の問題である場合が多いとされています。
それではDすなわちオルガズム単独障害はどのような発症機構が多いのでしょうか? これは、国際的にはおおよそ心理上の問題が影響として強いのではないかと言われていますが、 心理上の問題以外に大脳などの中枢神経における異常が影響している可能性も示唆されています。
オルガズム単独障害のメカニズムは未だ十分に解明されておらず。 その一因として大脳等の中枢神経における性機能の詳細が、 十分に解明されていない事も影響していると思われます。
しかし、中枢神経の解析は画像等を始めとした解析技術の発達がこれを解決するとも言われておりますので、 オルガズム単独障害のメカニズムが判明するのも時間の問題かもしれません。


【オルガズム単独障害など性感極期の障害の対策】
オルガズム単独障害などの性感極期の不全状態に対する対策は、 上述の通り、シンプルな指向性のある特効薬的なものは有りません。 基本的にはその原因因子に対する原因治療が主体です。
例えば糖尿病という疾患は、 皮膚の感覚神経や自律神経などの末梢神経を機能低下させる事の多い生活習慣病ですが、 感覚神経機能の低下が有れば性感極期を引き出す前駆快感が発生しないので、 結果として性感極期の不全化を引き起こす事になります。 しかし、初期の糖尿病による神経障害は、 血糖コントロールの慢性的改善によって神経機能低下が改善する事も多いので、 糖尿病をしっかりとコントロールする、すなわち原因治療によって性感極期の障害が改善する可能性が有ります。
また男性ホルモンの欠乏もしくは相対的欠乏を原因とする加齢性性腺機能低下症候群などの疾患は、 男性ホルモンの作用不足による性感極期の低下などの不全化を示す事が有ります。 この場合は、男性ホルモン補充療法によって加齢性性腺機能低下症候群をコントロールする事によって、 結果として性感極期の不全化を改善できる可能性が有ります。
また精神的なものが影響してオルガズム単独障害や射精不全を発症する場合には、 心理療法、行動療法、自律訓練法、感覚焦点法などの心理的介入やリハビリテーションの導入によって、 これらをコントロールする事が出来る可能性が有ります。
また改善率は高頻度では有りませんが、射精不全を伴う性感極期の障害、 つまり上記、射精不全分類のAに該当する状態に関しては、 ヨヒンビンが効果を示す事があるとも報告されています。
以上、原因治療に関して記載させて頂きましたが、 オルガズム単独欠損症や膣内射精障害など、性感極期と射精の不全に関しては、 特効薬的な治療方法が長い事待望されており、 これに答える形で日本性機能学会などの関連学会では非常に旺盛な研究がされております。 近い将来、性感極期のシステムの全解明とともに、特効薬的治療方法の開発が期待される所であります。


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