セルトリ細胞唯一症候群の臨床像



セルトリ細胞とその唯一症候群


【セルトリ細胞とは】
セルトリ細胞とは、精子形成の場である曲精細管の精上皮にある高円柱状細胞です。
精子形成細胞の保護や精子の放出に関連した細胞になります。


【セルトリ細胞唯一症候群とは】
セルトリ細胞唯一症候群とは、文字通り、精細管がすべてセルトリ細胞にて形成されることによる疾患です。
男性不妊、無精子症 を呈しますが、その他の男性機能には異常が認めら得ない事が多いとされております。
一般的には、本疾患の男性は、正常な二次性徴が発現し、 内生殖器の変化は、 睾丸サイズが正常かやや小さい程度の変化しかないとされます。
不妊症にて受診し、精巣生検から非閉塞性無精子症を呈した場合は、本疾患の可能性がございます。 本疾患の場合、仮に、精細管内にセルトリ細胞、ライデッヒ細胞が供に存在していても、 精子発生は認められません。

本疾患の原因は多因子であると考えられておりますが、Y染色体長腕11領域の微小欠損を有していることが多いとされています。
この領域は、無精子症に関するエリアとして注目されています。

一般的な血液検査所見は、テストステロン、黄体化ホルモンは正常レベルであるとされますが、インヒビンが欠乏することから、 卵胞刺激ホルモンは高値を示します。


治療は、一般的な閉塞性無精子症に準じます。


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