+ 糖尿病による重症ED/勃起不全の頻度|新宿ライフクリニック

難治性のインポテンスは糖尿病に合併する事が多いと報告されています。



糖尿病による重症ED/勃起不全の頻度

シルデナフィルは新宿ライフクリニック。


【糖尿病と重症ED/勃起不全】
糖尿病には重症のED/勃起不全が合併しやすく、 ある大学病院での統計研究によると、対照となった患者の76%が重症勃起不全であり、 その重症化には血糖コントロールに指標であるHbA1c、また年齢などの因子が関連していると報告しています。
糖尿病は合併症が非常に多彩な疾患で、勃起不全はその多彩な合併症の中一つです。 糖尿病は高血糖による意識障害や合併症が発症していない限りにおいては、 血糖が高くても、顕著な自覚症状を感じる事のない疾患です。 すなわち糖尿病は、風邪における熱のように、症状を持ってその病状の進行や重症度を 患者がダイレクトに実感する事が難しい疾患とも言えます。 こうした自覚症状が明確でないままに進行する疾患は、 患者さんに疾患コントロールへの自覚を自然発生的に期待する事は難しく、 糖尿病においては、疾患コントロールへの自覚を扶育する為に、 糖尿病教育入院と言われる入院形式が設定される事も有ります。 すなわち糖尿病は疾患に対する学習が必要な疾患とも言えます。
そんな糖尿病においてED/勃起不全とは細小血管障害による血管機能の障害、 血流の障害、自律神経などの関連神経の障害など、 複数の障害要素が相互に関連して発症する複合的合併障害です。 既出の研究発表によれば、ED/勃起不全は心臓や脳の血管障害などの、 致命性が高く、重度の障害を残しうる大血管障害に先行する合併症とも報告されていて、 昨今ではED/勃起不全自体がこうした大血管障害の警告疾患として扱われる向きも有ります。 つまり糖尿病に代表される生活習慣病を母体としたED/勃起不全が出現すると、 その後に心筋梗塞や脳梗塞を起こす可能性が高いと言い換える事もでき、 ED/勃起不全発症を契機として、その後に大血管障害を発症しないようにする為に、 生活習慣病のコントロールに努力する事は大変望ましい事です。
この糖尿病によって発症するED/勃起不全は多岐に渡る原因の影響か、難治性の傾向を示すものが多く、 バイアグラ、レビトラ、シアリスなどのPDE5阻害薬の効果も出現しにくい傾向が有ります。 故に糖尿病をベースとして発症したED/勃起不全には、 レビトラ20mgのような高用量のED/勃起改善薬が望ましいとする意見も有り、 これには、初診時からの罹病背景にフィットした用量選択によって初診患者の脱落を予防する意図も有ります
本項では大学病院での糖尿病患者における重症ED/勃起不全の頻度や重症化に寄与する因子の統計学的検討に関する、 レポートを中心に、糖尿病と重症ED/勃起不全に関して記載させて頂いております。 是非ともご参照くださいませ。


【大学病院における糖尿病患者の重症ED/勃起不全の頻度】
糖尿病におけるED/勃起不全の発症頻度は報告によっても、 変動し得ますが、一般外来ベースでおおよそ23~35%くらいです。 そして、その発症には年齢、自律神経障害の有無、網膜症が先行して発症しているか等が、 発症リスクファクターとして報告されています。
しかし今回ご紹介させて頂いている報告は、 比較的重症糖尿病が集中しやすい大学病院における検討なので、 糖尿病患者におけるED/勃起不全の頻度は、既出の報告よりも高いレベルになっており、 重症勃起不全の頻度だけで、76%(92人中、80人)にも及ぶとの事でした。 インスリン治療を受けている患者数が34%(92人中、31人)と高頻度である状況が、 大学外来に重症糖尿病が集中している事を端的に表現しています。 この状況は客観的にみれば糖尿病の重症度が、 ED/勃起不全の発生頻度・重症度に関連している事を印象として与えます。


【糖尿病による重症勃起不全の統計学的解析】
このレポートでは、上述の糖尿病患者の勃起不全の重症化に関連する因子を、 多変量ロジスティック回帰分析にて、統計学的に検証しております。 その検証の結果、 勃起不全の重症化に関連する因子としてはHbA1c値、年齢などが有意に選択されたとの事でした。
このHbA1c値は糖尿病の血糖コントロール指標の中心となる値ですが、 これはすなわち、血糖コントロールの影響が、 糖尿病性勃起不全の重症化に関連すると言う事を客観的に示しており、 上述の頻度的印象を統計学的に裏付けるものです。


【糖尿病性EDと治療への意識】
1300万人とも言われるED/勃起不全患者の内、 バイアグラ、レビトラ、シアリスなどでキチンと治療を受けている患者さんは、 100万人前後とも報告されています。 この患者数と被治療者数の圧倒的開きには幾つかの理由が想定され、 まずは、こうしたED/勃起不全治療が保険外治療が主体である事、 また、EDクリニック以外のほとんどの医療施設において、 ED/勃起不全治療のナイーブ性に配慮がされていない事など、 こうしたものが主体の理由として考えられます。 他にも様々な理由が有りますが、 ED/勃起不全の治療意識の地域性もこうした理由に入ると思われます。
上記のレポートにて糖尿病性ED/勃起不全の患者さんにアンケートを取った所、 80%近くの患者さんに性欲や性への関心の低下が見受けられたとの事で、 ここにはED/勃起不全を治療して欲しいという意識の希薄さが潜在していると思われます。
これには、日本人と欧米人の性意識の間の、文化的なものを背景としたギャップが関わっており、 日本人の精神の根底にある「自ら慎む」というマインドがこれを扶育していると思われます。 しかし性の喜びとは、本質的には人間の本能に裏打ちされたものです。 文化を背景とした全体意識とは発生的に区別されるべきものでも有ります。
自分自身のニーズを自己に問いかけ、 その治療の必要性を検討する心の自由が日本人の性意識には必要なのかも知れません。


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