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【ユリーフと早漏の治療】
ユリーフは前立腺肥大症における排尿障害、
つまりおしっこの出にくい症状を改善させる事が主目的の薬剤ですが、
副次的作用としてPE(早漏)を改善する事が以前から報告されています。
PE:早漏とは、社会通念的には早いタイミングでの射精を意味する言葉ですが、
この「早いタイミング」というニュアンスには個人個人の主観が介在するものであり、
ゆえに人によって「適切なタイミング」の射精というものは概念的に変動する可能性が有ります。
またこの「適切なタイミング」の射精はパートナーの主観も内包して検討した場合には、
さらに変動する可能性が有ります。
パートナー視点では「もっと早く射精して欲しい」という意見も有るでしょうし、
またその逆も有ると思われます。
すなわち、固定されたセックスパートナーを持つ妻帯者の場合などにおいては、
早漏の治療に乗り出す前にパートナーと、
個人にとってのでは無く、二人にとっての「適切なタイミング」を検討する事は、
非常に望ましい事と思われます。
ただし、挿入前に射精してしまう、と言う事態においては、
特に挙児希望が有る場合においては、
男性が主体となる不妊症である男性不妊症の一原因となる事も有りますし、
パートナーの望む所の「適切なタイミング」の射精が出来ない事は、
あるいは家庭不和の原因になる事も有るかもしれません。
このPEという状況を改善させる方策としては、
現状、セマンズ法のようなリハビリテーション的かつ理学療法的なメソッドと、
精神病治療薬であるSSRIが応用された薬物治療的なメソッドが有ります。
しかしPEを直す為に精神病治療薬を応用したものを使用する事に関しては、
その精神面への作用の心配から日本性機能学会内でも反対の声が上がっている事も有り、
PEのような良性疾患へのSSRIの適応は疑問を感じる部分でも有ります。
しかし今回ご紹介させていただくユリーフは、
禁忌内容も過敏症くらいと安全域が非常に高い事も有り、
PEに対してルーチンに使用する薬物治療としては、
SSRIより使用しやすい側面があるのは事実です。
本項ではこのユリーフがどのような薬剤なのか、
またユリーフによるPE(早漏)改善の報告、
また今後の早漏治療に関して等記載させて頂いております。
ご参照くださいませ。
【ユリーフとは】
ユリーフとは、少々上述しましたが、
本薬剤は正式には前立腺肥大症に伴う排尿障害を改善させる事を主目的とした薬剤で、
その分類名を選択的α1A遮断薬と申します。
またユリーフの正式な有効成分名はシロドシンと言います。
ユリーフの禁忌すなわち、
患者さんに投与が絶対出来ないケースは前述の通りで、
ユリーフに過敏症、すなわち薬剤アレルギーがある場合のみが既定されており、
ユリーフは安全域が広い薬剤である事が分かります。
ただし起立性低血圧、肝機能障害、腎機能障害をお持ちの患者さんにユリーフは慎重投与になり、
また抗真菌薬などの中にいくつか飲み合わせの悪い薬剤が有ります。
また逆行性射精を比較的高率に引き起こす事が有るその傾向については、
特に挙児希望のある男性には使用にあたって認識してもらいたい情報と思われます。
排尿障害を伴う前立腺肥大患者さんにおいて、
ユリーフはノルアドレナリンによるヒト前立腺平滑筋の収縮を抑制する事で、
その排尿状況を改善すると報告されています。
【ユリーフによるPE:早漏の改善の報告】
この報告は8例のPE:早漏の患者さんに対して、
ユリーフ(シロドシン)4mgをそれぞれに投与し、
PEの改善効果が見られるかどうかを統計的に判定したものになります。
なおPEの改善の判定は、膣内挿入から射精までの時間:IELTの計測を中心になされています。
この研究の結果としては、
膣内挿入から射精までの時間:IELT、ならびにPEの状態は、
ユリーフ4mgによって統計学的に明らかに有意な改善を示したとの事です。
また上記に、このユリーフには比較的高率に発生する逆行性射精などの射精障害が有ると述べましたが、
本検討においてユリーフの服用によって患者さん達は、
射精時の違和感、精液量の減少を感じる事が有ったとの事でしたが、
患者さん達にとってはPEの改善に比較して、それらは重要な問題とは感じられなかったと、
報告されています。
【今後のPE:早漏の治療に関して】
PEで悩む患者さんに関して、おおよそ共通して言えることは、
自分の射精タイミングが早いかどうかを、
セックスパートナーとの共通の見解として認識している方が少ないと言う事が有ります。
つまり、パートナーが早いと思っているかどうかは不明な状態で、
本人がPEの治療を望んでいる場合が多々あると言う事です。
セックスにどのようなものを求めるかというそのニーズは
個人によって解離がとても大きいテーマであり、
あるいはPEの治療を本人希望にてしたものの、
その治療された状態はセックスパートナーにとっては有意義な改善では無い場合も有り得ます。
PEは相対的な問題でも有るので、
やはり、何を目標に改善するか、どのような解決の仕方を望むか、
どのような副作用なら許容出来るか、
またパートナーのニーズはどういった感じなのか、
とこうした治療前の基準をある程度まで定めた方が、
結果としては実りのある治療になる場合が多いと思われます。
その上でPEの治療に関して複数ある選択肢を選ぶのが望ましいと思われます。
しかしこうした選択肢の中において、副作用発生頻度が少なく、
かつ即効性を期待できる薬物治療としては、現状ユリーフの名前が挙がりやすい事は否めません。
当新宿ライフクリニックでも早漏治療用の薬剤として、
ユリーフを適応外使用薬品である事を踏まえ採用しております。
PEでお悩みの方は是非ともご相談下さいませ。
(記載:日本性機能学会専門医-須田隆興)
written by 新宿でれびとらを、新宿ライフクリニック.