バイアグラは割って使用できるのか考察

新宿ライフクリニックから本剤の使用方法に関するインフォメーション



バイアグラは分割して利用可能か」

本剤が割って使えるかに関しての開発・製造元情報は有りません。


<当ページの項目リスト>

  1. 【バイアグラって割って使用できるの?】
  2. 【有効成分の偏り】
  3. 【湿度・温度・紫外線】
  4. 【バイアグラのコーティング断面からの露出】
  5. 【PTPシートの保護力】
  6. 【バイアグラを安定して運用する為に】

1.【バイアグラって割って使用できるの?】

「バイアグラは割って使用できるのか?」 本剤の開発・製造元たるファイザー社はその添付文書やインタビューフォームなど、 バイアグラに関連した正式な文書上でバイアグラが割って使用できるのかに関して、 明確な回答をしておらず、 割って使用した場合、内容の偏りや成分流出の律速化などの影響で、 薬効が安定して出ない可能性も危惧されます。
またバイアグラを割って、残り半分が使えるかどうかには、 その保存状態が大きくそれを左右します。 露出したコーティング断面に影響が有り得る外的要因(温度、湿度、紫外線、酸素)に配慮し、 ポリエチレンの袋などに入れて保存する事が大切です。


「バイアグラは割って使用できるのか?」 これはバイアグラを長期で運用している人が一度は考える疑問です。 前提としてファイザー社バイアグラは割って使用する事を想定されて作られていません。 つまり割って使用した場合の方法や効果に関してファイザー社は公式なコメントを出していないと言う事です。 また同薬は分割した錠剤の残りの部分に関して、 その効能効果が保存されるかも公式に検討されていないようです。
つまり公式情報が存在しないので「バイアグラを割って使用できるのか?」を判断するには、 2点の考察が重要です。 それは、

  • ・「バイアグラは割っても効果は変わらず使用できるのか?」
  • ・「割ったバイアグラのもう半分は時間がたっても使用できるのか?」

の2点です
本稿では・「バイアグラは割っても効果は変わらず使用できるのか?」に関しては、
2.【有効成分の偏り】において、患者さんの状況も添えて記載しており、
一方・「割ったバイアグラのもう半分は時間がたっても使用できるのか?」に関しては、
3.【湿度・温度・紫外線】、
4.【バイアグラのコーティング断面からの露出】、
5.【PTPシートの保護力】にて多角的に考察しております。 どうぞご参照下さいませ。


2.【有効成分の偏り】

「バイアグラは割って使用できるのか?」 に関して、ここでは本剤を割っても「効果は変わらずに使用できるのか」を検討しています。
まず、上記したようにバイアグラの製造・開発元ファイザー社では、 本剤が割って使用してもその効果が変わらないかどうかは公的に検討されていません。
しかし、バイアグラのユーザーにおいて、本剤を割って使用されている方がいるのは事実です。 それは、本剤のリピーターにおいてもそうした利用をされている方が存在するので、 この事は本剤は割って使用しても効果が実感できる方がいるという事を明確に示しています。


ただ本剤はもともと割って使う事を想定されて作成されていないので、 バイアグラの錠剤中の勃起改善に対しての有効成分である 「シルデナフィル」の錠剤における分布が偏っている可能性はあります。 つまりバイアグラを割って、半分は効果が出たけど、 もう半分はあまり効果が出なかったという事態になる可能性があると言う事です。
また割ってしまう事によって錠剤コーティングの断面が露出してしまうので、 バイアグラ有効成分のシルデナフィルの流出・代謝が早まってしまう可能性もあります。 つまりバイアグラを割って使用したけど、 薬効がとても短くなってしまうという可能性があると言う事です。


本剤の効果はあくまで人間を主体にしている関係上、 効果が出る出ないは、その人の体調によっても左右されてしまう事は事実です。 なかなか個人の体験上でそれを判定するのは難しいという問題もありますが、 新宿ライフクリニックの結論としては、 効果の大小、薬効持続時間の大小という差はあれども、 バイアグラは割って使用しても効果が出る可能性はあると判断します。
ただ薬効が不安定になってしまった割られたバイアグラの信頼度の話ですが、 それを「失敗できない」「重要な」タイミングで使用するかどうかは、 別問題と思われ、 本剤の効果を十全に発揮したい、つまり薬剤への信頼度が重要な状況においては、 本剤は1錠のまま使用した方がよいかも知れません。


3.【湿度・温度・紫外線】

「バイアグラは割って使用できるのか?」 ここでは割って出来たもう半分の保存状態に関して、 温度・湿度・紫外線など外的影響について記載しております。
バイアグラはそのカタログデータ上、吸湿性は認められないとあり、 あまり湿度の影響は受けないとされています。
またその融点(分解点)に関しては200度近辺とされていて、 日常生活上、相当な高温でなければ問題はなさそうです。 バイアグラはカタログデータ上、常温で保存と記載されているので、 日常生活で想定される生活温度であれば、まず大丈夫でしょう。
また紫外線の影響ですが「近」紫外線つまり、 紫外線に限り無く近い光線の照射また蛍光灯の照射によっても、 本剤は影響を受けなかったとカタログデータ上で説明してあるので、 おそらく蛍光灯や太陽光の影響をうけても化学成分が変質する事はなさそうです。
しかし次の項目で説明しますが、 これらはあくまで錠剤がコーティングされている前提での検討になりますので、 ご注意ください。


4.【バイアグラのコーティング断面からの露出】

バイアグラを割って残った半分が使用に耐えうるのか、その保存状態に関して、 ここでは本剤のコーティング断面が露出しているという影響に関して記載します。
上記の湿度・温度・紫外線の検証はすべて、 バイアグラのコーティングされた表面がその成分を保護している状態での調査です。 バイアグラは割ってみるとわかりますが、実は中身は白く、表面だけが青いのですが、 この青い表面が実は大切な内容成分を保護しているコーティング部分であり、 これら湿度・温度・紫外線の検証はこのコーティングありきで確認されています。 割って出来た錠剤の半分に関しては割断面で白い内容成分が露出しているので、 これら外的な影響をより受けやすくなってしまうという可能性はあり得ます。
また空気中の酸素にこれらバイアグラの内容成分が、 ふれる事によって酸化反応を受ける可能性も考える必要があります。
バイアグラを割って使用できるかという検証で、 最大の問題点はこのコーティング断面の露出かも知れません。


5.【PTPシートの保護力】

バイアグラを割って残った半分が使用に耐えられるのか、その保存状態に関して、 ここでは錠剤を包んでいるPTPシートに関して記載します。
このPTPシートはポリ塩化ビニル/ポリクロロトリフルオロエチレンラミネートフィルム、 とアルミ箔で構成されており、錠剤が効率よく保存できるよう工夫されたものです。
バイアグラを割って残った半分はこのPTPシートの保護下にはすでにありません。 上記のバイアグラの湿度・温度・紫外線などの外的影響の検討は、 PTPシートから錠剤を出した状態で調査されていますが、 これらは長くても3か月程度の調査で、 3年などの長いスパンでの長期保存試験は、 ポリエチレン袋にバイアグラが入った状態での調査です。
バイアグラの割って残った半分の効果を維持するためには、 調査上で検証され、実績が確認されているポリエチレン袋に収納するか、 PTPシートと同じ成分であるポリ塩化ビニル製の容器に収納してもらった方が、 望ましいでしょう。
*一錠で使用する場合のバイアグラの賞味期限に関して別稿で記載しております。 宜しければご参考にどうぞ ⇒バイアグラの賞味期限(使用期限)について


6.【バイアグラを安定して運用する為に】

バイアグラを割って使用できるのか総合的に勘案させて頂きました。 まとめますと

  • ・割って使用した場合の正確なデータは存在しない。
  • ・割って使用して効果を実感している人が実際にいる。
  • ・成分が偏っている可能性があり、効果がまばらになる可能性がある。
  • ・成分の流出・代謝が早まり、薬効時間が短くなる可能性がある。
  • ・コーティングされていれば湿度・温度・紫外線の影響は受けにくい
  • ・コーティングされていない部分はこれら外的要因の影響を受ける可能性がある
  • ・長期保存にはポリエチレンかポリ塩化ビニルの袋・容器に入れた方が良い

以上になります。
バイアグラを割って使用できるという確実なデータがあるわけではないので、 「本剤の安定した運用」と「割って使用するという用法」は中々両立しません。
文中でも述べましたが、最大の問題は「割って使用する用法」の信頼度かも知れません。 重要度の低い状況なら問題はないと思われますが、 「失敗できない状況」「重要性の高い状況」などの場合は、 通常の用法用量つまり、1錠のまま運用して頂いた方が安定した効果が期待できます。
つまりケースによって「割って使用する」か、 「割らないで使用する」かという風に使い分けても良いかも知れません。 少なくとも割って使用する事でバイアグラの薬害が増すとは報告されていないので、 個人で様々な検証を行う事もまた有意義です。


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