肝臓が悪い人

レビトラは肝臓が悪い人において禁忌に該当する事もあります。



レビトラの服薬注意」

肝臓が悪い人はそれが中等度なら低用量のレビトラからお試しください。


<当ページの項目リスト>

  1. 【レビトラと肝臓が悪い人】
  2. 【レビトラとこの臓器の関係】
  3. 【この臓器の役割とは】
  4. 【肝臓が悪い人における報告】
  5. 【こうしたケースの使用方法に関して】

1.【レビトラと肝臓が悪い人】

レビトラは肝臓が悪い人には使用し難い薬剤です。 肝硬変など高度に肝臓が悪い人はレビトラの使用禁忌に該当しております。 中等度レベルに肝臓が悪い人はレビトラは血中濃度が上がりやすくなるので、 慎重投与に該当しており、本剤は5㎎など低用量からの使用が推奨されています。


レビトラを必要とするED/勃起不全の患者さんは今後、増大すると目されています。
それはまず高齢者の相対的な増加が原因としてあります、 これはEDが加齢をベースにした疾患である為です。
そして次に生活習慣病患者の増大が原因としてあります。 これはEDが生活習慣病のような動脈硬化を引き起こす疾患によっても引き起こされるからです。 つまりレビトラのようなED専用の薬剤は今後、全体的な使用頻度が増大する可能性が見込まれます。


一方、今回のメインタイトルである肝臓が悪い人ですが、 実は肝臓が悪い人もその罹病者数が増加しています。 日本人間ドック協会の報告によると肝臓が悪い人の頻度は30年前は10名に1名くらいであったのに対して、 現在ではなんと10名に3名ほどが肝臓が悪い人のカテゴリーに該当するとの事です。
つまりED罹病者と肝臓が悪い人の数はともに増大している事になり、 肝臓が悪い人でかつEDの罹病からレビトラを使用する事になる方も、 今後増加する可能性が高いと思われます。 しかしここで一つの大きな問題があります。


実はレビトラは肝臓が悪い人には使用し難い勃起改善薬なのです。 本剤は他の勃起改善薬に比べるとお酒の影響 を受けにくく、また勃起の改善効果はトップレベルになるため、非常に有用かつセールスの多い勃起改善薬ですが、 肝臓が悪い人はその程度が非常に悪ければ、本剤を使用する事が出来ません。 それ何故かと言うと詳細は後述してありますが、実はレビトラの代謝に関連したお話なのです。


本稿ではこのレビトラと肝臓が悪い人の話をベースに、この臓器の役割やレビトラとの関連性、 また本剤を肝臓が悪い人が使用した場合の報告など記載させて頂いております。 どうぞご参照くださいませ。


2.【レビトラとこの臓器の関係】

レビトラは肝臓の悪い人には使い難い薬剤であると前述しましたが、 それにはこのレビトラとこの臓器の関係が関わってきます。


基本的にレビトラなどの薬剤はこの臓器もしくは腎臓で代謝、 つまり薬剤の無力化、排泄が進められる事が多いです。 レビトラはどうかと言うと、ずばりその代謝部位は腎臓ではなくこの臓器と小腸で代謝されるとの事で、 肝臓が悪い人におけるレビトラの問題は、肝臓が悪い人ではこの薬剤は代謝するのが難しくなったり、 とても代謝するのがゆっくりになってしまう事があります。 この代謝に関しては現在、主に5つの経路が推定されており、 ピペラジン環の酸化や開裂などもそれに含まれます。


またこの臓器とレビトラの関係性を考えるにあたり非常に重要な疾患もあります。 それは体質性勃起不全です。 この体質性勃起不全とはEDの一種なのですが、肝臓が悪い人などにおいてその慢性的な障害による、 肉体的かつ精神的な活力の低下や、 この臓器への治療のために長期にわたって使用される薬剤の影響によって、 EDが引き起こされる状態がこれに該当します。 つまり肝臓が悪い人はEDを引き起こしやすいと言え、 それなのにEDに対して機能性の高いレビトラを使用し難いというわけです。


3.【この臓器の役割とは】

肝臓が悪い人は代謝が出来ないもしくは滞るためにレビトラが使用し難い事を解説させて頂きましたが、 この臓器は基本的にはどのような役割をもっているのでしょうか?


一般的にはアルコールに関連した機能が連想されやすい所だと思われますが、 実はこの臓器は非常に広範な機能を持ちます。 端的には肉体で一番の生産工場であり、かつ一番の分解工場でもあるのです。
この臓器では糖、タンパク質、脂質、ビタミン、ホルモンなど生体にとって非常に重要な物質が、 絶えず活発に代謝されています。レビトラもその代謝される物質の一つですね。 その他、この臓器では油分などの消化吸収のための胆汁を生産し、 肉体の消化活動にも深く関連しています。


このように、この重量1㎏にも及ぶ大きな臓器には大切な役目がいくつもあり、 肝臓が悪い人において、その悪影響は様々なものに及びます。 レビトラのように使用できる薬剤が限定されてしまうのも、こうした悪影響の一環です。 また糖尿病のような疾患を引き起こしやすくなったりと二次性の疾患の原因にもなります。 この臓器由来の癌などは肝硬変を母体にしたものが非常に高頻度です。


4.【肝臓が悪い人における報告】

実際に肝臓が悪い人にレビトラを使用した場合の試験については、 本剤の開発・生産元であるバイエル薬品株式会社から報告されています。


これは肝臓が悪い人をその段階に合わせて複数ずつ、トータルで12名集め、 肝臓が悪い人と健康な男性との間でレビトラの薬物動態を比較したものです。 これによると肝臓が悪い人では健康な男性に比較して、 レビトラの最高血中濃度が2.3~2.6倍もの数字に増加したと報告しています。


実は薬物濃度が増加したからと言って、レビトラの機能が高く現れるわけではなく、 むしろ副作用などの望まれない薬理作用が強力に、かつ前面に出やすくなる事が多いとされております。 この試験の結果を持って肝臓が悪い人においては、 レビトラの代謝が低下して血中濃度が上がる事によって、 危険な状況が大いに想定されるとバイエル社は結論づけたようです。


5.【ケースに応じた使用方法】

レビトラは肝臓の悪い人に使用するのが難しい薬剤である事がわかって頂けましたでしょうか? ただ肝臓の悪い人には、そのレベルに段階があり、 すべての肝臓の悪い人がレビトラを使用できないわけでは在りません。 こちらでは3段階のケースに肝臓の悪い人を分けて、 ケースに応じたレビトラの使用方法に関して記載してさせて頂いております。

  • ・重度レベルで肝臓が悪い人:
    重度レベル具体的には重症肝硬変レベルは、レビトラは基本的にその使用が禁忌に該当します。 つまり本剤を処方する事は出来ないですし、使用した場合は命や健康障害に関わる可能性が有ります。

  • ・中等度レベルで肝臓が悪い人:
    中等度レベルはレビトラの使用上の禁忌には該当しませんが、慎重投与には該当します。 具体的には肝臓が悪い人では本剤の代謝の低下によるその血中濃度の上昇が引き起こされ易くなるので、 レビトラを使用する場合は5㎎など低用量からのトライアルが必要になります。

  • ・軽度レベルで肝臓が悪い人:
    軽度の脂肪肝や肝硬変に全く至らないアルコール性肝障害、 また健康診断でデータを指摘されるくらいのレベルであれば、 これは基本的に薬物の代謝は問題ないレベルと思われますのでレビトラのレギュラーな運用が可能です。 ただし検査をしっかり受けず医学的な検証がされていない状態では、 軽度レベルに該当するかどうかは不明なので、 しっかり検診ないし検査を受ける事が一つの前提と言えます。

  • 以上、新宿ライフクリニックから、 レビトラと肝臓が悪い人を主軸に、その適応や使用方法などに関して記載させて頂きました。 当院ではこのように臓器に障害がある場合の本剤使用の可否や、 実際の使用方法などの質問にも対応可能です。 お近くにお寄りの際は、東京のJR新宿駅前のED専門治療施設、 新宿ライフクリニックにぜひご来院くださいませ。