『バイアグラを飲むのに良いタイミング、悪いタイミングを新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医が解説』

バイアグラを飲むのに良いタイミング、悪いタイミング
  • バイアグラには飲むのに良いタイミング、そして悪いタイミングとが、それぞれある
  • 素面・空腹以外の、バイアグラを飲むのに良いタイミングとしては、
  •  適度な持久力運動の後、また性欲を引き起こす対象が身近にある時などが有る
  • 飲酒後・食後以外の、バイアグラを飲むのに悪いタイミングとしては、
  •  朝一の起き抜けの時、また体の水分が足りない時などが有る
  • バイアグラはその最適な使用タイミングで運用するよう心がけましょう

  

バイアグラという薬品には、飲むのに、良いタイミングと悪いタイミングとがそれぞれ有ります。 もちろん前提としてバイアグラはアルコールに酔っていない素面のタイミング、 ならびに前の食事から4時間以上経過している空腹のタイミングで、飲むべき薬剤ですが、 この他にも、日本性機能学会専門医として想定される、バイアグラを飲むのに 『良いタイミング』 または 『悪いタイミング』 がいくつか有り、 新宿ライフクリニックでもこれをご指導をさせて頂く事が有ります。


本稿では素面・空腹以外の、バイアグラを飲むのに良いタイミング。
そして飲酒後・食後以外の、バイアグラを飲むのに悪いタイミング。 このそれぞれに関して新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医が解説をさせて頂いております。
宜しければご一読下さいませ。


<当ページのもくじ>

  1. 【バイアグラを飲むのに良いタイミング】
  2. 【バイアグラを飲むのに悪いタイミング】

1.【バイアグラを飲むのに良いタイミング】

バイアグラを飲むのに良いタイミング

バイアグラを飲むのに良いタイミング、悪いタイミングに関して、 こちらでは素面・空腹以外の、バイアグラを飲むのに 『良いタイミング』 に関して、 新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医が解説をさせて頂いております。


まず始めに 『適度な運動後』 は、バイアグラを飲むのに良いタイミングの一つと言えるでしょう。 通常、人間の血管は広がったり・狭まったりをしながら、臥位・立位・運動時など、身体の状況に合わせて、柔軟にその血流量を調整しています。 これに関わるのが血管内皮機能というシステムで、実はバイアグラなどの勃起改善薬は、 この血管内皮機能によって産生される一酸化窒素に関連する形で、血管を拡張し、勃起を引き起こしているのです。


こうした血管内皮機能は軽いランニングなど、持久力を使う運動後に活性化する傾向があるので、 疲労を残さない程度の軽い運動の後は、まさにバイアグラを飲むのに良いタイミングと言う事ができます。


続いて、異性や性的な動画・画像などの 『性欲を引き起こす対象』 が身近にある時も、バイアグラを飲むのに良いタイミングの一つと言えます。 バイアグラは陰茎局所の血管に働きかけて機能する局所血管拡張薬に過ぎないので、 実は脳で発生する情動である所の 『性欲』 を引き起こすシステムとは全く関係が有りません。


しかし性欲はバイアグラが作用する上で、欠くことの出来ない重要な前提要素の一つなので、 性欲が発生・亢進しやすい、異性や性的な動画・画像などが存在している時は、 バイアグラを飲むのに良いタイミングと、新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医外来でもご紹介させて頂いております。


2.【バイアグラを飲むのに悪いタイミング】

バイアグラを飲むのに悪いタイミング

バイアグラを飲むのに良いタイミング、悪いタイミングに関して、 こちらでは、飲酒後・食後以外のバイアグラを飲むのに 『悪いタイミング』 に関して、 新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医が解説をさせて頂きます。


まず最初に 『朝一の起き抜けの時』 は、バイアグラを飲むのには、悪いタイミングの一つと言えるでしょう。 上記に、バイアグラは血管内皮にて産生される一酸化窒素に働きかけて、 血管を拡張し、勃起を引き起こしていると、解説をさせて頂いておりますが、 こうした血管の運動には、実は自律神経が深く関わっております。 例えばEDの原因疾患の中には、こうした自律神経への特異的な障害を引き起こす多系統萎縮症というお病気も有るくらいです。


そしてこの自律神経は、実は朝にその機能が低下しやすい傾向が有ります。 いわゆる自律神経失調症ですね。起きるのがつらい、立ち眩みがする、 こうした症状が朝に引き起こされやすいのは、実はこうした生理学的状況が影響しています。 ゆえに、朝一の起き抜けの時は、自律神経機能のこうした特性を踏まえると、 バイアグラを飲むのには、悪いタイミングと言えるかと存じます。 バイアグラは自律神経機能の安定しやすい、午後や夜の服薬が望ましいと思われます。


続いては 『体の水分が足りない』 時、あるいは 『脱水』 の時ですが、これらもバイアグラを飲むのに 『悪いタイミング』 の一つと言えるでしょう。 勃起は、皆さんには肉体の局所的変化に見えるかと存じますが、これを構造から解説すると、 勃起という生理現象は言い換えれば 『かたい膜の中で血液の水風船が膨らんでいる』 ような状態とも言えます。 この 『かたい膜』 が白膜、『水風船』 が陰茎海綿体という組織にそれぞれ相当しています。


つまり勃起は血液がたまる事によって発生している現象なので、水分が足りない、あるいは脱水状態など 『体液のボリュームが不足している』 時は、 体液に依存した生理現象である勃起にとって、あまり望ましい状況とは言えません。 ゆえに、水分が足りない、あるいは脱水状態の時は、バイアグラを飲むのに、悪いタイミングと言えます。


バイアグラを飲むときは空腹の状態であるべきですが、カロリーのない純然たる水分はむしろ十分にとった方が望ましいと、 新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医外来でもご指導させて頂いている次第です。



以上、食事・飲酒以外の状況における、バイアグラを飲むのに良いタイミング、悪いタイミングについて 新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医が解説をさせて頂きました。


いかにバイアグラとは言え、いつでも、どんな状況でも、同じように、機能するわけではないので、 バイアグラはその最適な使用タイミングで運用するよう、心がけましょう。

(記載:新宿ライフクリニック-日本性機能学会専門医:須田隆興、最終確認日:2023-09-04)

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