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【ニンフォマニアとは】
ニンフォマニアnymphomaniaとは女性の性欲亢進症を一般的にしめす言葉です。
同義の言葉として、女子色情症とも表現されます。
ニンフォマニアは医学用語としても認識されていますが、
治療対象疾患として指向性のある検査や治療に具体的なものは有りません。
ニンフォマニアは基本的に女性の性欲亢進症になりますが、大きく2つに分類する事が出来ます。
一つは性欲が異常に亢進している状態、
もう一方は性感覚が異常に亢進している状態です。
(詳しくはコチラ→性感覚)
【性欲の異常亢進】
性欲は本来、雌雄異体の生物を生殖行動へ促す本能的欲求の事です。
また女性ではエストロゲンの分泌増大に伴い、
男性ではテストステロンの分泌増大に伴い、
視床下部などの中枢神経で発生する欲求です。
エストロゲン、テストステロンとはそれぞれ女性、男性の性ステロイドホルモンの事です。
(詳しくはコチラ→性ステロイドホルモン)
これらのホルモンは性機能や性器の成長発達のみならず、さまざまな生理現象の発露に関わっています。
性欲はこの性ステロイドホルモンの分泌上昇のみに依存して活性化するわけでは無く、
視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚などの五感による性的な刺激、
または自分の脳内からやってくるイマジネーションや空想などによる性的な刺激によっても、
活性化され、必ずしも性ステロイドホルモンの上昇がイコール性欲の増大というわけではありません。
つまり性ステロイド産生腫瘍の患者がニンフォマニアになる事は一般的では無く、
また一般的に女性の閉経後や男性の去勢後もそれぞれの性欲は継続します。
それではその性欲が亢進した状態とは如何な状況でしょうか?
性欲や性行動が異常に亢進する状態に至る疾患としては精神疾患の躁病、
両側側頭葉障害からのクリューバービューシー症候群、側頭葉てんかんなどが有ります。
一方、性欲や性行動が亢進する薬剤として肥満の改善に用いられる食欲減退薬、
またパーキンソン病の治療に用いられるL-ドーパなどが有ります。
おそらく性欲の異常亢進を示すニンフォマニアは、
独立した疾患と言うよりは、他の疾患の一症状として、
もしくは疾患治療の薬物の副作用として出現する状態の方が多い可能性が有ります。
【性感覚の異常亢進】
ニンフォマニア分類上の性感覚の異常亢進とは
性感覚とは定義的には生殖器などの性感帯を性的に刺激する事で発生する感覚です。
その状況は痛覚などの他の感覚ど変わらないのですが、感覚を定量的に表現する事が出来ないため、
性感覚の活性化という事象自体が、自己判断の域を出ない概念と言う事も出来ます。
定量化が出来ない故に性感覚の低下や亢進は曖昧な余地を残しますが、
一般的に性感覚の低下を示す疾患としては慢性アルコール中毒、肝硬変、うつ病、糖尿病などが有り、
一方でニンフォマニアのように性感覚の異常な活性化を示す状態は疾患では非常に希薄です。
薬物としては非合法な薬物である覚せい剤などが性感覚を過剰に高めるともされています。
つまり定義はさておき病態としての性感覚の異常亢進を示すニンフォマニアは、
性欲の異常亢進を示すニンフォマニアに比較して少ないと思われます。
【ニンフォマニアとED/勃起不全治療薬】
一部誤解を受けやすい事としてバイアグラ、レビトラ、シアリスなどのED/勃起不全治療薬は、
特にニンフォマニアのような性欲や性感の亢進を示す事はありません。
またこれらの薬剤には麻薬的要素もありません。
これらはシンプルな血管拡張作用によるED/勃起不全の改善薬であり、
依存性や常習性はありませんのでご安心ください。
ちなみに冒頭にもある通りニンフォマニアとは女性名詞であり、女性の異常な性欲亢進を主に示す言葉です。
一方、男性の異常な性欲亢進はサチリアージスと言います。
こうしたニンフォマニアとサチリアージスのような女性名詞と男性名詞で言葉が分割される傾向は英語には少なく、
スペイン語、フランス語などに多いとされています。
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