【生殖茎とは】
生殖茎phallusとは男性の外生殖器の陰茎、
もしくは女性の外生殖器の陰核の元になる、胎生期の器官になります。
【生殖茎が分化する外生殖器とは】
生殖茎が分化する外生殖器とは、
生殖のために胎生期の体壁から作られる交接などに関連する諸器官の事になります。
外生殖器は排泄腔ヒダ、生殖隆起、生殖結節などから作られます。
男性の外生殖器として陰茎ならびに陰嚢が、
女性の外生殖器として大陰唇、小陰唇、陰核、膣前庭、恥丘があります。
【生殖茎の由来】
生殖茎とは、上記の排泄口ヒダの左右が癒合して出来た生殖結節が伸びたものになります。
生殖茎は胎生12週までは男女で違いはありません。
【男女それぞれの生殖茎の分化】
男性では生殖茎は、胎児精巣から分泌される男性ホルモン:アンドロゲンの影響で、
その長さがどんどん伸びてゆき、陰茎となっていきます。
陰茎は冠状溝で区切られて先端が亀頭になります。
また尿道ヒダが陰茎の腹側に取り込まれて尿道に分化して行きます。
女性では生殖茎は男性ホルモン:アンドロゲンの分泌亢進がないために伸長はわずかで止まり、
尿道ヒダ等の取り込みがないため、女性では陰核と外尿道口が離別した構造になります。
【生殖茎の分化障害】
こうした男性形質の胎児期の形成においてアンドロゲンの分泌異常がある場合には、
生殖茎の男性的分化が障害されて
遺伝形式は男性なのに、女性的な外陰部になってしまう事があります。
一方、出生後、成人してからのアンドロゲンの分泌異常が発生した場合には、
男性更年期障害を発症し、その結果として勃起不全:EDを引き起こす事があります。
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