ヨヒンビンと勃起機能



ヨヒンビンとED治療

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【ヨヒンビンとED/勃起不全の改善】
ヨヒンビンyohimbineは古くからED/勃起不全の治療薬として使用されてきた、ある種の交感神経遮断薬です。 本薬剤は別名としてクエブラキンquebrachineとも呼ばれます。 バイアグラシアリスレビトラなどの本格的なED/勃起不全の治療薬の出現以前より、 ヨヒンビンは使用されてきた経緯があり、これらの本格的な治療薬に比較すると、 その改善効果は大きいものでは有りませんが、 学術的根拠のあるED/勃起不全の改善効果が実際に確認されています。


【ヨヒンビンの詳細とED/勃起不全への作用機序】
ヨヒンビンは詳しく言うと交感神経のα2受容体をブロックする薬理作用が有ります。 この薬理作用によって、交感神経末端からノルアドレナリンの放出が増大し、 血圧上昇や末梢血管の血管拡張作用が引き起こされます。 この末梢血管の血管拡張作用が陰茎に発生する事によって、 陰茎に血流を増大させてED/勃起不全の改善の手助けをします。
このヨヒンビンはアフリカに自生している植物であるヨヒンベという樹木の樹皮から抽出される言わば生薬です。 天然自然に存在するものでもあるので、古くからED/勃起不全の薬物として使用されて来ました。 生薬としては科学的に立証された根拠を持つある意味ナチュラルなED/勃起改善薬です。 しかし、ナチュラルであるというのは、いくら使用しても安全であるという事では有りません。 大量使用によって死亡例も報告されている薬剤なので、用量用法はキチンと守りましょう。


【ヨヒンビンのED/勃起不全に関連した他の作用】
ヨヒンビンは古くから媚薬としても使用されて来ました。 これは全く根拠のない話でも無く、α2受容体もしくはセロトニン受容体遮断によって、 中枢性に本薬剤が作用して性行動の活性化に関連する可能性があるとが指摘されています。 しかし、その作用は積極的な作用とは言えず、むしろその作用を期待して本薬剤の使用量を増量させた場合は、 性行動の活性化よりも望まれない副作用の顕在化の方が顕著になり、 嘔吐感等が出現してくる可能性が高いとの事で、 媚薬として実用的なものでは無いとも言われています。
ヨヒンビンはED/勃起不全の改善以外にも射精障害の改善効果もあるとされています。 1996年の臨床実験の報告では本薬剤の射精障害の改善効果は二相性で、 低用量群(10~100μg/㎏)では射精の促進作用が認められたが、 高用量群(1000μg/㎏)では、期待とは真逆に射精の抑制効果を示しています。 また高用量使用では勃起作用も抑制されてしまい言わば薬剤性のED/勃起不全状態を示すと報告されています。 (詳しくはコチラ→薬剤性ED) ヨヒンビンによる射精障害やED/勃起不全などの男性性機能の改善効果を期待する場合には、 低用量での使用が望ましく、高用量の使用では逆に機能がより落ちてしまう可能性があるという事のようです。
ヨヒンビンはオーガズムに至らず、射精が出来ないような状況にも効果が有るとされています。 本薬剤はこうした神経障害的状況にも作用するとされていますが、 やはりその効果は上記のED/勃起不全、射精障害の改善同様に、低用量の使用の方が効果的との事です。 またヨヒンビンは射精障害とオルガズムの障害を伴う場合に、効果を示すとも報告されております。 詳しくはコチラをご参照くださいませ⇒オルガズム単独障害


【ヨヒンビンの入手法】
ヨヒンビンは処方箋医薬品では無いので、当院のようなED専門クリニックではなく、 一般の薬局薬店で入手する事は可能です。 しかし、上記に有る通り、過剰に飲んでも効かないばかりか、望まれない副作用が発現する場合もあるので、 用法用量は厳密に守る必要がある事と、信頼できる薬局薬店での入手が望まれます。


ヨヒンビンはバイアグラ・レビトラ・シアリスなどの本格的なED/勃起不全治療薬が現れる前の主流と言えます。 現在では、これら本格的かつ処方箋を必要とする薬剤の強い効果の前に、 その使用頻度はだいぶ低下傾向にあると言えます。 ただ射精障害を伴うオーガズムの障害に効果が有る等の特有の作用があるので、 状況によっては今だ活躍の場のある薬剤です。


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