包皮小帯短縮症があると、勃起時の疼痛からインポテンスを引き起こす事が有ります。



包皮小帯短縮症とED

ばいあぐらは新宿ライフクリニック。


【包皮小帯短縮症とED】
包皮小帯短縮症:frenulum preptiipenis shorteningは、勃起時に、 疾患に起因する疼痛や出血などが発生することで、結果としてEDを引き起こす事が有ります。
包皮小帯短縮症は、ペニスの構造的な影響によって生じますので、 基本的に、包皮小帯短縮症による勃起不全で悩まれるのは若年男性中心です。
ペニスに関連した悩みは、なかなか一般のクリニックでは相談しにくい問題です。
クリニック職員における女性比率が高い事などが一つの原因として関連します。
包皮小帯短縮症やEDも、若年男性にとって相談しにくい悩みのカテゴリーと言えます。


【包皮小帯短縮症とは】
包皮小帯とは、ペニスの裏側の亀頭と陰茎がつながる部分にある、すじ状の組織です。
専門的に表現すると、冠状溝の腹側で陰茎縫線が亀頭と癒合するあたりに有る、筋状構造物となります。
この構造物が短縮した状態が包皮小帯短縮症です。

包皮小帯は、一般的には、新生児において包皮内上皮塊の融解とともに大きくなり、 ペニスの成長に伴う亀頭の露出機会が増加するにつれて、次第に伸長して行きます。 少年期、青年期には基本的に包皮の翻転上、問題のない長さになります。

時に、包皮小帯の延伸が不十分になる事が有ります。
包皮の翻転、勃起、セックス、自慰行為などの際に実質的な問題になるようであれば、 臨床的に包皮小帯短縮症と診断されます。

包皮小帯短縮症の状態で勃起をすると、ペニスに疼痛を感じたり、 ペニスに亀裂やそれによる出血を生じたりする事があり、 結果として、セックスの障害因子になる事が有ります。
これは男性不妊症 の原因になる事も有ります。


【包皮小帯短縮症によるED発症機序】
包皮小帯短縮症から直接的にEDを発症させる肉体的・生理学的・生化学的理由は有りません。
つまりは、勃起に関連する神経や血管の障害、海綿体組織の障害などを、包皮小帯短縮症は引き起こしません。
包皮小帯短縮症の存在によって、勃起に対するストレスや恐怖などの心因が発生し、 それによる心因性ED が発生する可能性がございます。
みなさんも考えてみれば、勃起の度に、また性交・自慰行為などの陰茎への摩擦の度に、 陰茎に亀裂や出血また激しい痛みが発生したら、セックスどころでは無いと想像する事が出来ると思います。

包皮小帯短縮症の関連で発生するEDは、逆に器質的な問題は無いので、 夜間陰茎腫脹テスト(NPTテスト) やファーマコテストなどのEDの器質的原因の為の検査は、異常無い事がほとんどです。


【包皮小帯短縮症の治療】
性交障害を示すレベルの包皮小帯短縮症は、まず手術的治療介入が検討されます。
以前までは、包皮小帯短縮症の手術は、環状切除術が施行されていましたが、この方法は、 手術後に性機能障害を引き起こす事が有るため、現行では施行されていません。 より侵襲性の低い手術手技が選択されています。

現行では、包皮小帯を横切開し、亀頭部の屈曲や陰茎腹側の伸びに問題の無いレベルで調整して、 今度は、縦方向で縫合する手法が主に施行されています。
その他、包皮小帯を切開して、ペニスを伸ばし、止血を行うPull and Burn法や、 CO2レーザーを利用したfrenuloplastyなどが包皮小帯短縮症に対して施行されていると報告されています。

心因性EDに対しては、 バイアグラ、レビトラ、シアリスなどのED療薬を、 治療のファーストチョイスとして使用する事が多いのですが、包皮小帯短縮症が原因にある場合は、 これらの薬剤による勃起によって、ペニスに激しい疼痛や出血などが発生してしまうので、 これらを治療の第一選択としません。

稀に、包皮小帯短縮症が手術的に改善した後にも、心因性EDの影響が遺残してしまう事が有ります。
このような際には、純然たる心因性EDとしてバイアグラ・レビトラ ・シアリスなどのED/勃起不全治療薬の使用が可能です。
これらのED治療薬の心因性EDにおける奏効率は90%以上とも報告されています。


【若年男性によるペニスの相談】
上述のごとく、包皮小帯短縮症によってED/勃起不全などを発症して悩んでいる主体の年代層は、 若年男性になります。
包皮小帯短縮症にしろ、勃起不全にしろ、壮年期男性に比べて、若年男性はペニスの相談に対して、 抵抗感を強く感じるケースが多く、その一因として、医療に関連した施設、つまりクリニック・病院・薬局などは、 女性職員の比率が他業種に比較しても多く、 ナイーブな若い男性のペニスにまつわる悩みを打ち明けにくい環境である事が挙げられます。
壮年期男性に比較し、若年男性は生殖年齢の中核層に該当するので、 ペニスに関連した悩みは、相対的にその重要度が高い傾向が有ります。
少子高齢化の進行抑制に関連する事でもありますが、 若年男性が生殖に関連した悩みを受診しやすい環境設定を、社会的に推進する必要があると思われます。
当新宿ライフクリニックは、 ED/勃起不全専門のクリニックであり、泌尿器科的な手術等は出来ませんが、 職員すべてが男性で構成されているので、ED/勃起不全に関して相談しやすい環境設定となっています。


written by しありす処方なら新宿ライフクリニック.

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