埋没陰茎の解説



埋没陰茎の原因と治療

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【埋没陰茎とは】
埋没陰茎buried penisとは、肥満やペニスと恥骨の位置関係によって、下腹部にペニスが埋もれてしまい、 実際のペニスの大きさよりも、小さく見えてしまう疾患です。
ペニスは埋もれながらも、そのサイズは、正常に成長している場合が多いとされています。
本疾患は、程度にもよりますが、基本的に包茎を伴います。

先天的に発生する場合と、後天的に発生する場合が有り、 先天的に発生する場合は、多くは、両親が気づき、心配されて来院されます。
後天的に発生する場合は、生殖年齢になって、本人が悩み来院されます。
本疾患は、潜伏陰茎という疾患概念にも該当する疾患の一つです。
また、外傷によっても生じる事があり、この場合、外傷性埋没陰茎として、別に扱われます。 埋没陰茎といった場合は、一般的に非外傷性を指します。


【原因】
埋没陰茎の原因は大きく分けて二つに分けられます。
ペニスは、基本的に靭帯で下腹部奥深くの恥骨と繋がっています。 恥骨との繋がり、位置によっては、下腹部から出ている部分のペニスが少なくなり、 包茎を伴うミクロペニス様に見えます。
こちらは、構造的な問題なので、先天的に素因によって規定されます。
その他の原因としては、 陰茎を包み込む筋膜の伸展性が悪い場合にも本疾患が引き起こされる事が想定されます。 これも先天的な素因が関係します。

後天的な原因の代表は、 肥満 体型が挙げられます。
下腹部に贅肉が付く事によって、ペニスが下腹部に埋もれてしまいます。 下腹部から出ている部分のペニスが割合として少なくなり、 やはり、包茎を伴うミクロペニス 様に見えてしまう場合が有ります。
こちらは、肥満をベースとするので、多くは、後天的な問題です。
稀では有りますが、プラダ―・ウィリー症候群のように、先天的な肥満疾患が原因となる場合もあります。


【問題点】
埋没陰茎の問題点は、症例に応じて程度差が有りますが、 慢性的に包茎 である事が挙げられます。
また、本疾患は、露出しているペニスが短いために、性交困難症の原因になる事が有ります。 この事がコンプレックスとなり、 心因性ED の原因となる場合もございます。


【診断】
本疾患自体は、ほとんどのケースで触診と体型、また、生下時からのエピソードによって判断されます。
診断上、矮小陰茎:ミクロペニスとの鑑別の必要性が有ります。 しかし、周囲の皮膚を抑えて、ペニスを触診すると、ほとんどのケースでは、 正常のサイズのペニスと亀頭を触知する事が可能です。 埋没陰茎とミクロペニスの鑑別を計る上では、ミクロペニス側の原因疾患の一つである、 クラインフェルター症候群や精巣機能不全などの疾患の除外診断も必要となります。


【治療】
埋没陰茎の治療は、基本的に形成術は必要ないとされています。 上述した埋没陰茎の問題点が著しい、重症例が手術の対象になります。
また、その治療方法は、本疾患の原因によって変わってきます。 外科的治療を行う場合は、ペニス周囲の脂肪織を切除して、 最後に、ペニスの皮下組織を固定するタイプの手術方法が一般的です。
恥骨との位置関係が原因で本疾患を発症している場合は、 靭帯とペニスの位置的関係を、手術的に改善させます。
一方、肥満によってペニスが埋もれている場合には、減量が治療となりますが、重症例では、 下腹部の脂肪吸引等も検討されます。
手術の検討の前に、食生活を含む、生活習慣の改善等で、アプローチすることが推奨されます。

本疾患は、通常の包茎として間違えて 包皮切除術 を施行してしまうと、埋没陰茎自体に対する改善処置が施行しにくくなってしまう場合があるので、 その鑑別診断は、慎重に執り行うべきです。


【外傷性埋没陰茎とは】
外傷性埋没陰茎は、外傷つまり外力によってペニス周囲の構造が破壊され、 それによってペニスが周囲の組織に埋もれることで生じます。

外傷:トラウマを契機とした性機能障害や生殖器の障害はバリエーションも数多く、 陰茎折症 などのペニス外傷、精巣脱出などの精巣外傷などが代表的です。
外傷性埋没陰茎が他の外傷性生殖器障害と一線を画すのは、 ペニスや陰嚢自体の損傷を契機としたものではなく、 ペニスを取り巻く周囲の組織の外傷による構造変化が原因となる事です。 ゆえに、ペニス自体や精巣障害等の合併の有無は、定義上、本疾患の成立上は関係有りません。

外傷性埋没陰茎は、ペニスが周囲の組織にうずもれてしまうので、女性器への挿入を阻害する事が有り、 男性の性交困難症を引き起こす可能性が有ります。
しかし、精巣の機能自体は保全されている事が多いので、 適切な処置を施せば、生殖機能の改善は図りやすい疾患とも言えます。
治療上の本質的な問題は、本疾患が比較的稀にしか発生しない疾患なので、 治療経験と実績を併せ持つ泌尿器科医、もしくは形成外科医が、多く存在しない事だと思われます。


【どのような外傷に伴うのか?】
骨盤領域、特に恥骨領域における外傷、また、靭帯の牽引に伴って発症する傾向がございます。
骨盤領域における外傷は、しばしば緊急性が高い事がある外傷状態であり、 後腹膜への大量出血を引き起こして出血性ショックに至ることも少なくありません。
骨盤は本質的には非常に丈夫な構造となっているので、 逆説的には骨盤領域の外傷は、非常に過大な外力が発生しやすい交通事故や転落に伴い、 発生する傾向が有ります。


【治療方法】
原因となる外傷の部位や状況によって、その治療方法は異なります。
一つの典型例を挙げると、恥骨骨折に伴った靭帯による牽引などの場合は、 該当する靭帯の切断と皮膚の形成手術で本疾患が改善し、元々の生殖機能を取り戻せる場合が有ります。
本疾患の治療においては、 どこの部分のどうした状態がペニスに影響を与えているのかを詳細に判定する事がとても大切と思われ、 入念な検査が治療成績を分ける可能性が有ると思われます。


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