オルガズム障害の臨床



オルガズム障害の原因と治療

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【オルガズム障害とは】
オルガズム障害orgasmic disorderとは、オルガズム: 性感極期 の不全状態の事を言います。
これは年齢や性に対する興味から鑑みて、 当然あるべき正常な性的興奮相に継続して発生する、性感極期が欠如している状態です。

オルガズム障害は、性機能不全の発生過程に大きく関連し、性的不感症にも内包される疾患概念です。
オルガズム障害は、大きく分けて、精神因子、感覚因子、薬剤因子の、3種の原因によって発生します。

男性のオルガズム障害は、射精不全を招き、男性不妊症の直接的原因になります。
一方、女性のオルガズム障害は、不妊の直接的原因にはならないものの、 夫や恋人とのリレーションに悪影響を及ぼす場合があり、こちらも軽視できません。

本ページでは、オルガズム障害の病態、発生原因、治療に関して言及しています。

本疾患は、基本的には後天的、二次的な性感極期の障害状態であるのに対し、 無オルガズム症は、先天的な性感極期の障害状態になります。
(詳しくはコチラ→無オルガズム症


【オルガズム障害の原因】
オルガズム障害の原因は、大きく3つに分類されます。
それは、上述の通り、精神因子、感覚因子、薬剤因子です。
その他、性的経験の不足も、性感極期の不全に関連しますが、これに関しては、 当初から経験が豊富な方はいませんので、ある意味、生理的に自然なことであり、致し方ないと言えます。

精神因子は、妊娠への恐怖や夫婦の関係、 また、不安神経症などの精神・心理的疾患の影響などが挙げられます。
特に、リレーションが未成熟なために、緊張感を残している男女関係は、精神的因子に影響を受けやすいとされています。

感覚因子は、皮膚粘膜領域(性感帯)からの前駆快感を自覚することが出来ない等、神経系の疾患が原因となりやすく、 生活習慣病では、糖尿病のような末梢神経に問題を来す疾患が、代表的です。
また、脊髄の機能に影響を及ぼす変性疾患や、スポーツ・交通外傷なども、関連する事が有ります。

薬剤因子は、抗精神病薬のセロトニン・ドパミン拮抗薬や、選択的セロトニン再取り込阻害薬の一部に、 精神神経系の副作用として、無オルガズム症が認められる事がございます。


【オルガズム障害の治療として】
原因が明らかな場合は、まず、その原因を解決する事が治療となります。 妊娠への恐怖や夫婦間の関係性に問題が有る場合(精神因子)、 夫婦間での対話や、カウンセラーの介入が、効果的な場合が有ります。
その他、精神・心理的疾患が原因となる場合は、やはり、心理療法の介入が望ましいと思われます。

糖尿病性神経症が原因(感覚因子)となる場合は、血糖コントロールをしっかりと行う事が何より重要です。
不可逆性の糖尿病性感覚障害に至っていないようであれば、 血糖コントロールをしっかり行う事で、改善する可能性が多いございます。

脊髄の変性疾患や外傷起因の機能不全の場合も、糖尿病同様に、原因治療が状況を改善する可能性が有ります。

薬剤が原因の場合(薬剤因子)は、原因と思われる薬剤を処方されている主治医の先生とよく相談して、 薬の変更を検討して頂くのも選択肢の一つとなります。
因みに抗精神病薬の自己判断による減薬・休薬は非常に危険です。
薬剤性と思われるオルガズム障害でお悩みの方は、 服薬調整の際は、必ず主治医の先生にご相談ください。


射精障害を伴うオルガズム障害には、ヨヒンビンの低用量使用(10~100μg/㎏)が効果的とも言われております。
(詳しくはコチラ→ヨヒンビン
薬局薬店で入手可能な薬剤になりますが、高用量の使用は、効果が消失するばかりか、 ED/勃起不全を招いたり、吐き気を催したり等、副作用もございますので、用法用量をよくお守りください。
また、ED/勃起不全が原因でオルガズムに至れない場合にはシアリスバイアグラレビトラが 効果的です。
基礎疾患や常用薬との飲み合わせの問題から、使用できない場合もございますので、 処方の際は、是非、専門クリニックにご相談下さい。


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