ED診療における心因の問題



心因性EDの原因と治療について


【心因性EDとは】
心因性EDとは、精神的な問題によって発症する勃起不全の事になります。
勃起不全は、その原因により器質性と、 ストレスや過去のトラウマなどによって発生する心因性に大きく二分されます。
つまり仕事のストレス:職業性ストレスによるED/勃起不全 等は心因性のEDに内包されます。 心因性EDは機能性EDとも呼ばれることもございます。
これらの疾患の中には、結婚後に発症する 新婚インポテンス /ハネムーン・インポテンスなども有ります。
また、心因性の場合は、ストレス性胃炎とオーバーラップしやすい傾向が有ります。
(詳しくはコチラ→胃炎とバイアグラ・レビトラ・シアリス) 時に、包皮小帯短縮症 などのペニスの器質性疾患によって心因性EDが発症する事が有ります。


【診断】
心因性EDは、主に若い年代に多く見られる勃起不全で、ED診療において非常に大きなウェイトを占めるようになっております。
その診断にあたっては、器質性EDの除外診断的側面は否めないものの、 心因性EDならではの特徴を見つける事や、原因になった心理的因子を確認する事が治療上、肝要になります。
器質的な原因がはっきりしなかったからという理由によって、心因性が原因であると診断されがちですが、 器質性EDは、虚血性心疾患などを発症する警告疾患にもなり得るため、これを見過ごすことは、 将来的なリスクを見過ごす事にも繋がります。
また、原因となった心理的因子が明確となれば、メリットととして、 精神療法などの心因に対する介入治療の成功率が上昇いたします。

以上の事から、心因性EDの診断は、確実な原因となる心理的因子の確定と、臨床的特徴の有無を、 判定する必要があります。 ちなみに心因性EDはその発症に個人の性格が関連するとも報告されており、 別項にて、その性格との関連に関して記載しております ⇒ED/勃起不全を起こしやすい性格

本疾患の診断には、適切な問診が必要となりますが、様々な検査法もございます。 勃起機能検査自体に関しては、別項にて詳しく述べております。ご参照ください。
(詳しくはコチラ→勃起機能検査


【特徴】
臨床的特徴としては、夜間・早朝勃起(いわゆる「朝だち」)が正常である事、 突発的発症である事(階段状の進行では無い)、 限定的な状況で発症する事 (オナニーは大丈夫だけど、実際のセックスで勃起不全化するなど)、 パートナーとの関係に問題がある事、性に対する認識のゆがみがある事などが挙げられます。
心理的因子として、仕事のストレス (対人関係、失業など)、パートナーとの関係、 過去の性行為上の失敗などが挙げられます。

うつや不安障害のような精神疾患が併存する事があるので、 メンタルヘルス科による精査・治療を必要とする事もございます。

また、高プロラクチン血症 のような、器質性EDを引き起こすとされる疾患の中に、 心因性EDの関与が濃厚な疾患もございます。


【精神療法】
精神療法、バイアグラ・レビトラシアリス などのPDE5阻害薬、陰茎海綿体注射、陰圧式勃起補助具などが有ります。
心因性の場合、精神療法が加わりますが、それ以外は、一般的なED診療で行われる治療法です。

精神療法には、脱感作療法・感覚焦点法・性教育・コミュニケーション訓練・マスターベーション訓練・ カップル療法・ノンエレクト法 などがございます。

インポテンスの精神治療に関しては別項にて詳述しておりますので、是非ご参照ください。
(詳しくはコチラ→精神治療とED/勃起不全

原因がパートナーとの関係性である場合は、 勃起改善薬により状態が改善した後も、再発する事が多く、 患者パートナーへの介入が再発予防上で必要となる場合がございます。


【ED治療薬と抗不安薬】
バイアグラ・レビトラ・シアリスなどの勃起不全治療薬は、 心因性EDにも効果的で、軽症~中等症の場合、第一選択薬として使用されます。
勃起不全治療薬により性交が可能となり、成功体験が蓄積すると、勃起改善薬無しでも性交が出来るようになるケースも多く、 勃起に対するプレッシャーの悪循環が絶たれる事が原因治療にも繋がります。

PDE5阻害薬の有効率は95.7%とも報告されており、 心因性EDに対しても、これらのPDE5阻害薬が第一選択薬として使用可能な治療方法である事は、 疑いようも有りません。
しかし、言うならば、心因性EDの4.3%は、この特効薬とも言えるED薬の効果が認められないとも、 捉えることが出来ます。
こうした例には、集学的な対応をもってしても、勃起不全の改善が見られない可能性がございます。

バイアグラなどのED薬にてアプローチするのは、非常に合理的と思われますが、 問題はこれらが効果を示さない場合の、セカンドステップになります。
若年で緊張感が強い例では、抗不安薬が有効な可能性が有ります。
抗不安薬は、代表的な薬剤性EDの原因薬剤でもあり、逆に、EDを増悪させる可能性もございます。
これを確定的な治療方針とするには、多数の施設、また症例を動員した比較試験が必要になってきます。

漢方薬の中には、心因性EDに効果的とされている薬剤もあり、 バイアグラなどのPDE5阻害薬ほどには直接的な効果ではありませんが、使用する価値のあるものも中には有ります。
(詳しくはコチラ→漢方薬によるED/勃起不全の治療


【合併する精神疾患】
うつ病などの精神疾患を合併する場合もございます。
この場合は、精神疾患を同時治療する必要がございますが、うつ病に対する治療薬である抗うつ薬の中には、 薬剤性の勃起不全を発症する可能性がございます。
抗不安薬もまた薬剤性の勃起不全を発症する事がありますが、 上述のように、治療する上で有益な薬剤もあり、一考の余地が有ります。
(詳しくはコチラ→抗不安薬によるED治療


written by 新宿でバイアグラなら新宿ライフクリニック.

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