夢精の仕組み



夢精とEDの関係


【夢精とは】
夢精wet dreamとは夜間勃起(いわゆる「朝立ち」の医学的表現になります)の延長線上にある生理現象で、 レム睡眠に同調して発生する「朝立ち」に性的な夢が介在して最終的には射精に至るものを夢精と言います。 こうした性行為・自慰以外の無意識の射精を遺精とよび、夢精は夜間遺精とも呼ばれます。 夢精ならびに「朝立ち」は神経障害や血管障害などによる器質的なED/勃起不全には発生しませんが、 精神的なストレスやトラウマなどをベースにして発生する機能的なED/勃起不全では問題なく認められるため、 これらの有無は、器質的なED/勃起不全と機能的なED/勃起不全の鑑別上重要とされています。


【夢精のベースである「朝立ち」とは】
夢精のベースである夜間勃起は通称「朝だち」とも呼ばれており、レム睡眠に同調して出現します。 すなわち、朝のみに見られる生理現象ではなく、 青年期では無意識の勃起を一晩に3~6回繰り返します。一回当たりの持続時間は10~15分とされています。 こうした「朝立ち」の有無が器質的ED/勃起不全と機能的ED/勃起不全の鑑別に使用されると上記しましたが、 その客観的判別の為の臨床検査がリジスキャンなどになります。


【リジスキャン】
リジスキャンは睡眠中の無意識の勃起である「朝立ち」を判定する事が出来る臨床検査になります。 リジスキャンは陰茎の根本と、 亀頭部から陰茎部の境目である冠状溝の2ポイントにて陰茎の周囲長と陰茎の硬度を記録する事が出来き、 それによって勃起の程度や持続時間を測定する事が出来ます。 リジスキャンでは陰茎の根本で3㎝以上冠状溝で2㎝以上の周囲長の増大、 ならびに7割以上の硬度の上昇によって勃起が発生していると判断します。 持続時間と頻度の正常値は上記にもあるように、 1晩(約8時間の睡眠にて)に3~6回の頻度で、一回当たりの持続時間は10~15分になります。


【ED/勃起不全の判別】
夢精とはこうしたレム睡眠に同調した「朝立ち」の出現に性的な夢を見る事によって、 興奮が高まり射精反射を引き起こしてしまう状態であり、 夢精があるという事は、器質的なED/勃起不全の発生は希薄で、 なおかつ射精反射などの射精に関連した機能も健全である可能性が高いという事になります。 ちなみに上記にて夢精を夜間遺精とも呼称すると述べましたが、 日中覚醒時に発生するものを昼間遺精とよび、緊張感などが原因となって発生する事があります。


【夢精とレム睡眠】
夢精や「朝立ち」が発生するレム睡眠とは、新生児においては脳の発達に、 成人においては記憶の固定に重要な役割を果たしている生理現象で、 我々が見ているいわゆる「夢」は、レム睡眠のタイミングで見ているものになります。 レム睡眠中は血圧、心拍数、呼吸数の不規則な変動が見られ、自律神経も多いに活動しているとされています。 レム睡眠時には夜間勃起や夢精などの生理現象も数多くみられ、 基礎研究的にも未だ多くの関心を集めています。 器質的なED/勃起不全の場合は、たとえ正常なレム睡眠時でも夢精は無いものと思われます。


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