PGADはオーガズムが性的刺激や性的欲求に関連無く出現するばかりか、それが長時間にわたって継続する疾患です。



持続性性喚起症候群と女子色情症との差異について

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【持続性性喚起症候群と女子色情症】
持続性性喚起症候群(PGAD)は性的刺激や性的欲求が無いにも関わらずオーガズムが引き起こされ、 それが時に持続的に、長時間発生してしまう病気の事です。 時にこの持続性性喚起症候群は女子色情症と混同されやすい傾向が有りますが、 女子色情症とは性的欲求の異常亢進状態になりますので、 持続性性喚起症候群と女子色情症とは疾患定義からの違いが有ります。
オーガズムとは性喚起とも言い、一連の性行為の流れにおける一つの終着点であり、 生殖などを除いた性行為における主目的の中の一つです。 とは言え、そのシステムは男女の間で大きな差異が有り、 男性においては性行為においてオーガズムはその目的の中でも大きなウェイトを占め、 射精を持ってそれに至りますが、女性の場合は必ずしもすべての人にとってオーガズムは主目的ではなく、 心情的コミュニケーションを主軸に考える人もおり、 男性ほどには全人的なこだわりはないとも言われています。 もちろん、これには個人差もあり、オーガズムに至れない事を非常に苦痛に感じる女性がいる事も事実です。
その女性のオーガズムは大脳辺縁系のコントロール下にあるとされており、 性器・肛門を取り囲む筋の収縮などがその影響下に出現します。
このオーガズムが性的な刺激・接触が無く、かつ性的欲求も無い状態で惹起されてしまう、 かつそれが長時間、高頻度に及ぶ場合が有り、こうした状態を持続性性喚起症候群と言います。
時にこの疾患は社会生活に悪影響を及ぼす場合があり、睡眠障害や業務上の集中力の低下など、 生活上の実害となるケースが有り、罹患者にとっては非常につらい状況になる事も多々あります。
その上、女子色情症つまり性的欲求が異常に亢進した状態と混同されるケースも多く、 そのこともまた持続性性喚起症候群の罹患者の悩みを深化させているとも思われます。
本項では女子色情症に関して、また持続性性喚起症候群に関しての説明、 ならびに持続性性喚起症候群の症例報告が有ったので御紹介させて頂いております。


【女子色情症とは】
女子色情症とは女性において性欲が異常に亢進した状態であり、 この女子色情症における「異常に」という言葉の設定する範囲は、 その線引きが非常に難しいものとも思われますが、 女子色情症は社会通念的に一般的な性欲のレベルをはるかに凌駕した状態と判断されているようです。
もちろん男性にも女子色情症に相当する過剰性欲を示す状態があり、 これはサチリアージスと呼ばれています。
性欲・性行動が異常に亢進しているという女子色情症には様々な原因が報告されており、 女子色情症の疾患的原因としては側頭葉てんかん、両側の側頭葉の障害、躁病が有ります。 また女子色情症の薬物的原因としてはある種の食欲減退薬、Lドーパなどが有ると報告されています。


【持続性性喚起症候群とは】
持続性性喚起症候群は実は非常に発生頻度が少ない病気で、 かつ持続性性喚起症候群の罹患者はこうした状態である事を恥ずかしいと感じる場合が多いため、 症状を医療施設で訴えにくいという事もあり、症例の報告数自体が非常に少ない傾向です。
しかしこの恥ずかしさを押して医療施設に持続性性喚起症候群の悩みを訴える方は、 本疾患に関する悩みが社会生活上の大きな弊害にまで増大しているケースが多いと思われ、 医療施設としては、 本疾患に対してはプライバシーを十分に配慮した環境における受診を設定する必要が有ると思われます。
持続性性喚起症候群はその報告数が非常に少ない事から治療方法として一貫したものは顕在しておらず、 今後も持続的な検討が必要な病気です。 本疾患に対しては内服治療や心理療法などさまざまなアプローチが検討されていますが、 いまだ確定的な治療方針の樹立には至っていないのが現状です。
また持続性性喚起症候群のいくつかの本質的な問題の中にこの疾患発生に伴う自己嫌悪があると思われ、 疾患によって発生した状況にも関わらずに自罰的に考えてしまうケースが有り、 このような精神状態の発生に十分な注意が必要です。
ゆえに、持続性性喚起症候群の罹患者においては、社会生活を送れるようになるべく、 症状のコントロールを集学的に図る事と、周囲の人間の温かい受容と理解が非常に大切です。
女子色情症と本疾患の差異は、その疾患定義からの段階であり、 本疾患は女子色情症とはまったく別の状態と言っても過言ではないと思われます。 女子色情症は性欲の亢進がその疾患概念の主軸にあり、 一方の持続性性喚起症候群は疾患概念の中に性欲の亢進は入っていません。
つまりこの女子色情症と本疾患の間には定義、概念などの根底からの差異が有り、 こうした混同は女子色情症にしても持続性性喚起症候群にしてもその疾患母体数が非常に少ない事から、 その概念が認識されにくく、結果、混同されやすくなったものと考えられます。


【持続性性喚起症候群の症例の報告】
持続性性喚起症候群の報告例としては55歳の女性が躁状態の薬物的治療時に本疾患を発症したとの事です。 本疾患の症状によって睡眠障害が引き起こされており、 これが本症例における主たる社会的実害との事でした。
もう一例においては31歳の女性が16歳の頃から陰核に違和感を感じ始め、 27歳の結婚以降、持続性性喚起症候群の発症に至ったとの事です。 本症例では常にオーガズムを感じている状態で生活しているとの事でした。 また、こちらの症例は幸いな事に薬物療法によるコントロールが奏功しつつあるとの事でした。
このように持続性性喚起症候群の罹患者は性欲の亢進とは無関係の状態で、 本疾患による症状にさらされており、社会的な弊害に苦しむ状況も多々あります。 本疾患の研究が進み、定型的な診断・治療のガイドラインの確率が待たれます。
(記載:日本性機能学会専門医-須田隆興)


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